2025年6月期 第3四半期決算短信の要約
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株式会社フルヤ金属の2025年6月期第3四半期は、薄膜セグメントとファインケミカル・リサイクルセグメントの好調により、売上高408.08億円(前年同期比22.3%増)、営業利益82.81億円(同14.5%増)と増収増益となりました。通期予想に対する進捗率は売上高72.9%、営業利益69.0%であり、今後の業績動向が注目されます。
主な事業セグメント
株式会社フルヤ金属の主な事業セグメントは、電子、薄膜、サーマル、ファインケミカル・リサイクル、サプライチェーン支援です。これらのセグメントで貴金属を用いた製品の製造・販売や関連サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年6月期第3四半期の連結業績は、売上高408.08億円(前年同期比22.3%増)、営業利益82.81億円(同14.5%増)、経常利益78.09億円(同12.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益54.5億円(同12.5%増)となりました。薄膜セグメントやファインケミカル・リサイクルセグメントの好調が全体を牽引し、増収増益となっています。一方、サーマルセグメントは半導体関連の投資抑制の影響を受け減収減益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は1,254.11億円(前期末比11.3%増)、純資産は636.47億円(同5.2%増)となりました。流動資産は原材料及び貯蔵品の増加により105.2億円増加し、固定資産は土地や建設仮勘定の増加により21.68億円増加しました。負債は短期借入金や長期借入金の増加により95.54億円増加しています。自己資本比率は50.6%と前期末から2.9ポイント低下しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前期末比17.57億円減少し105.43億円となっています。短期借入金が77億円、長期借入金が66.63億円増加しており、設備投資や運転資金の調達が行われたと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期の通期連結業績予想は、売上高560億円(前期比17.8%増)、営業利益120億円(同22.3%増)、経常利益120億円(同12.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益84億円(同13.4%増)を見込んでおり、前回発表からの変更はありません。第3四半期までの進捗率は売上高で72.9%、営業利益で69.0%となっています。
株主還元
2025年6月期の1株当たり配当金予想は96円となっています。2024年7月1日付で1株を3株に株式分割しており、株式分割を考慮しない場合の実質的な配当金は288円となります。前期の配当金286円(東証プライム市場上場記念配当30円を含む)と比較すると、実質的に2円の増配となる見込みです。
注意事項
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