2025年３月期 決算短信の要約
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CYBERDYNE株式会社の2025年3月期決算では、売上収益が微増となる一方で、損失幅が大幅に縮小しました。営業損失は9.26億円（前年同期比54.1%減）、親会社の所有者に帰属する当期損失は5.77億円（同60.9%減）と改善しています。海外展開の進展や新製品の開発など、将来の成長に向けた取り組みが注目されます。
主な事業セグメント
CYBERDYNE株式会社は、サイバニクス技術を用いた医療・介護・自立支援・生活・職場分野向けの製品・サービスを提供する単一セグメントの企業です。主力製品はHAL®シリーズで、医療用、介護・自立支援用、作業支援用など様々な用途で展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上収益は前年同期比0.7%増の43.84億円となりました。営業損失は9.26億円（前年同期比54.1%減少）、親会社の所有者に帰属する当期損失は5.77億円（同60.9%減少）と、損失幅が大幅に縮小しました。研究開発費は21.4%増の10.65億円となった一方、その他の販売費及び一般管理費は13.8%減の28.04億円となりました。海外展開が進み、特にマレーシアでの大型導入契約締結など、事業拡大の兆しが見られます。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比2.9%減の485.47億円となりました。主な変動は、現金及び現金同等物が16.69億円増加した一方、その他の金融資産（流動）が34.71億円減少したことです。負債は前期末比6.0%減の89.54億円、資本は前期末比2.2%減の395.93億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は81.5%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは4.3億円の支出（前期は8.5億円の支出）となり、支出が減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは23.25億円の収入（前期は20.75億円の支出）と大きく改善しました。財務活動によるキャッシュ・フローは2.16億円の支出（前期は1.6億円の収入）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比32.4%増の68.24億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
当社グループは、革新的技術による新規性の高い事業を展開しており、業績に影響を与える未確定要素が多いため、具体的な業績予想は公表していません。ただし、海外展開の加速や新製品の開発・販売など、今後の成長に向けた取り組みを積極的に進めていることが報告されています。
株主還元
当期の配当金は、前期と同様に0円となっています。次期の配当予想についても0円とされており、現時点では配当の実施は予定されていません。
注意事項
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