2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリングの2025年3月期決算は、再生医療製品事業の成長（6.2%増）にもかかわらず、再生医療受託事業の減少（17.5%減）により全体の売上高が2.3%減となりました。損益面では営業損失2.38億円を計上し、前期の黒字から赤字に転落しています。次期は自家培養軟骨ジャックの適応拡大により18～26%の増収を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリングは、再生医療製品事業、再生医療受託事業、研究開発支援事業を展開しています。主な製品には自家培養表皮ジェイス、自家培養軟骨ジャック、自家培養角膜上皮ネピック、自家培養口腔粘膜上皮オキュラル、メラノサイト含有自家培養表皮ジャスミンなどがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当事業年度の売上高は24.55億円（前期比2.3%減）となりました。再生医療製品事業の売上は14.93億円（前期比6.2%増）と拡大しましたが、再生医療受託事業が7.13億円（前期比17.5%減）と減少しました。営業損失は2.38億円（前期は1.44億円の利益）、経常損失は2.34億円（前期は1.47億円の利益）、当期純損失は2.55億円（前期は1.43億円の利益）となりました。再生医療受託事業の減収が全体の業績に大きく影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は65.12億円（前期比6.8%減）、負債は6.87億円（前期比24.3%減）、純資産は58.25億円（前期比4.2%減）となりました。流動資産が5.14億円減少し、流動負債が2.36億円減少しています。自己資本比率は89.4%（前期比2.4ポイント増）と改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.48億円の支出（前期は2.74億円の収入）となりました。これは主に税引前当期純損失2.34億円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは2.32億円の支出（前期は2.42億円の支出）で、主に投資有価証券の取得1.5億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローはほぼ変動がありませんでした。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高2,900～31億円（前期比18.1%～26.2%増）、営業利益100～2億円、経常利益110～2.1億円、当期純利益100～1.9億円を見込んでいます。自家培養軟骨ジャックの変形性膝関節症への適応拡大の保険収載時期により、業績に幅があると予想されています。
株主還元
当事業年度、前事業年度ともに配当は実施されていません。次期の配当予想も0円となっています。
注意事項
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