2025年３月期 決算短信の要約
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理研計器株式会社の2025年3月期は増収減益となりました。売上高は490億3,800万円(前期比7.6%増)と伸長しましたが、営業利益は106億4,200万円(同7.3%減)と減少しました。次期は増収増益を見込んでおり、特に営業利益の回復が期待されます。自己資本比率は83.5%と高水準を維持し、財務基盤は安定しています。
主な事業セグメント
理研計器株式会社は、各種産業用測定機器の製造・販売並びにこれらの付随業務を行う単一セグメントの企業です。主な製品は定置型ガス検知警報機器、可搬型ガス検知警報機器、その他測定機器に分類されます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が490億3,800万円(前期比7.6%増)と増収となりました。一方、営業利益は106億4,200万円(同7.3%減)、経常利益は108億3,000万円(同11.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は80億700万円(同4.4%減)と減益となりました。売上高は増加したものの、利益面では減少しており、収益性の低下が見られます。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比4.7%増の927億6,300万円となりました。主な増加要因は、現金及び預金の16億7,800万円増、受取手形、売掛金及び契約資産の10億5,100万円増です。負債合計は前期末比5.4%減の152億5,900万円となりました。純資産は前期末比7.0%増の775億400万円となり、自己資本比率は83.5%に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは62億9,500万円の収入(前期比140.9%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは6億5,000万円の支出(前期比73.6%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは41億6,800万円の支出(前期比69.1%増)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比10.9%増の190億3,300万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高520億円(前期比6.0%増)、営業利益120億円(同12.8%増)、経常利益118億円(同8.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益86億円(同7.4%増)を見込んでいます。増収増益を予想しており、特に営業利益の回復が期待されています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり45円(前期比35円減)となりました。2026年3月期の配当予想は年間50円(前期比5円増)です。配当性向は26.1%から26.7%へ上昇する見込みです。
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