2025年3月期 決算短信の要約
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クボテック株式会社の2025年3月期は、画像処理外観検査装置の売上増加により増収となったものの、7期連続の赤字決算となりました。売上高は16.62億円(前期比27.2%増)でしたが、営業損失1.25億円、親会社株主に帰属する当期純損失2億円を計上しました。財務面では自己資本比率が11.7%に低下し、キャッシュ・フローも悪化しています。
主な事業セグメント
クボテック株式会社の主な事業セグメントは、画像処理外観検査装置、3Dソリューションシステム、メディアネット機器です。日本セグメントでは主に画像処理外観検査装置を、米国セグメントでは3Dソリューションシステム製品を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が16.62億円(前期比27.2%増)と増収となりました。しかし、営業損失1.25億円(前期は2.16億円の損失)、経常損失1.26億円(前期は2.19億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失2億円(前期は2.73億円の損失)と7期連続の赤字となりました。画像処理外観検査装置の売上が伸長しましたが、経費増加などから損益改善は限定的でした。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比26.3%減の17.35億円となりました。主な要因は現金及び預金の減少7.19億円です。負債は前期末比20.1%減の15.33億円となり、短期借入金の減少1.6億円などが影響しました。純資産は前期末比53.5%減の2.02億円となり、親会社株主に帰属する当期純損失2億円の計上が主因です。自己資本比率は前期末の18.5%から11.7%に低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.95億円の支出(前期は4.55億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.51億円の支出(前期比10.7%増)で、主にソフトウェアの取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは2.48億円の支出(前期は7,500万円の収入)となり、短期借入金の返済などが要因です。結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比61.1%減の4.38億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高17.5億円(前期比5.3%増)、営業損失1.7億円、経常損失1.8億円、親会社株主に帰属する当期純損失2.1億円を見込んでいます。収益拡大による業績回復を目指していますが、生産面での長納期化や新製品の売上伸び悩みなどの課題を慎重に検討した結果、引き続き赤字予想となっています。
株主還元
2025年3月期の配当金は、期末配当0円、年間配当0円となりました。2026年3月期の配当予想も、期末配当0円、年間配当0円となっています。
注意事項
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