2025年３月期決算短信の要約
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アイスコは2025年3月期に増収増益を達成し、特にフローズン事業が好調でした。スーパーマーケット事業も黒字化を実現し、全体的な業績改善が見られます。今後は大型設備投資を計画しており、中長期的な成長を目指していますが、次期は減価償却費増加等により減益予想となっています。株主還元策として、安定配当と株主優待制度を実施しています。
主な事業セグメント
アイスコは、フローズン事業とスーパーマーケット事業の2つのセグメントを展開しています。フローズン事業では、アイスクリームや冷凍食品の卸売りとフローズン専門店の運営を行い、スーパーマーケット事業では生鮮食品等の小売りを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高547.17億円（前期比8.4％増）、営業利益6.27億円（前期比38.8％増）、経常利益6.91億円（前期比38.9％増）、当期純利益4.81億円（前期比51.1％増）となりました。主要得意先との取引が堅調に推移し、配送効率の改善やスーパーマーケット事業の収益改善が寄与しました。フローズン事業の売上高は476.88億円（前期比8.5％増）、スーパーマーケット事業は70.29億円（前期比7.6％増）となり、両事業とも増収を達成しています。
貸借対照表の変化
資産合計は173.57億円（前期比3.6％増）、負債合計は135.18億円（前期比1.4％増）、純資産合計は38.39億円（前期比11.9％増）となりました。主な変動として、未収入金が9.17億円増加し、現金及び預金が9.65億円減少しました。また、有形固定資産が6.14億円増加し、長期借入金が3.33億円増加しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.78億円の収入（前期は16.67億円の収入）、投資活動によるキャッシュ・フローは7.29億円の支出（前期は10.86億円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは4.14億円の支出（前期は1.45億円の支出）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は14.37億円と前期末比9.65億円（40.2％）減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高570億円（前期比4.2％増）、営業利益6.56億円（前期比4.6％増）、経常利益6.91億円（前期比0.0％増）、当期純利益4.45億円（前期比7.5％減）を見込んでいます。フローズン事業の拡大と設備投資を継続する一方で、減価償却費の増加や支払利息の増加により、利益面での伸び悩みが予想されています。
株主還元
当期の1株当たり配当金は、中間配当19円00銭（株式分割前）、期末配当10円00銭（株式分割後）となりました。次期の1株当たり配当金は、中間配当10円00銭、期末配当10円00銭を予定しています。また、株主優待制度として、3月末日と9月末日の株主に対し、ハーゲンダッツギフト券4枚を贈呈する制度を導入しています。
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