2025年2月期 決算短信の要約
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株式会社壱番屋の2025年2月期決算は、売上高610億600万円（前期比10.6％増）、営業利益49億2,500万円（同4.5％増）と増収増益となりました。国内CoCo壱番屋の既存店売上高が8.2％増加し、海外展開や新業態事業も拡大しています。食材価格高騰等のコスト増があったものの、売上好調により利益も伸長しました。次期も成長を見込んでおり、国内外での店舗展開を加速させる方針です。
主な事業セグメント
株式会社壱番屋は、主にカレー事業を展開しています。国内外でCoCo壱番屋を中心に、パスタ・デ・ココなどの新業態も運営しています。また、海外では中国、イギリス、台湾、アメリカ、香港などで直営店やFC展開を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は610億600万円（前期比10.6％増）、営業利益は49億2,500万円（同4.5％増）、経常利益は51億9,400万円（同3.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は31億7,100万円（同18.1％増）となりました。国内CoCo壱番屋の既存店売上高は前期比8.2％増、海外CoCo壱番屋の既存店売上高は前期比1.7％減となりました。食材価格の高騰や人件費・物流費の増加があったものの、売上好調により増益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比5.2％増の465億8,500万円となりました。主な変動として、リース資産（純額）が11億1,300万円、建物及び構築物（純額）が7億6,500万円増加しました。負債は前期末比8.5％増の139億8,500万円となり、主にリース債務（固定負債）が10億800万円増加しました。純資産は前期末比3.9％増の326億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは53億1,800万円の収入（前期比7億6,800万円減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは30億5,200万円の支出（前期比19億4,200万円減）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは29億1,400万円の支出（前期比3億300万円減）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比2.8％減の152億6,400万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期（2026年2月期）の業績予想は、売上高673億円（前期比10.3％増）、営業利益54億円（同9.6％増）、経常利益55億円（同5.9％増）、親会社株主に帰属する当期純利益33億円（同4.0％増）を見込んでいます。引き続き食材価格の上昇や人件費・物流費等のコスト増加が予想される中、QSCの向上に取り組み、国内外での店舗展開を加速させる方針です。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり16円となりました。次期の配当予想は、1株当たり年間16円（中間8円、期末8円）を予定しています。配当性向は80.5％から77.4％に低下する見込みです。
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