2025年８月期第２四半期決算短信の要約
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株式会社進和の2025年8月期第2四半期決算は、売上高421億9,900万円（前年同期比9.8％増）、経常利益24億6,500万円（前年同期比34.3％増）と増収増益となりました。特に日本セグメントが好調で、車載電池向け生産設備やAMRの売上が伸長しました。通期予想も増収増益を見込んでおり、配当も増加する方針です。
主な事業セグメント
株式会社進和は、自動車業界向けの生産設備・材料の提供を主な事業としています。日本、米州、アジア・パシフィック、中国、その他（欧州）の5つのセグメントで事業を展開しており、特に日本と米州が主要な市場となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は421億9,900万円（前年同期比9.8％増）、経常利益は24億6,500万円（前年同期比34.3％増）、親会社株主に帰属する中間純利益は16億5,900万円（前年同期比30.1％増）となりました。日本セグメントでは、車載電池向け生産設備やAMR（自律走行搬送ロボット）の売上が好調で、売上高は357億6,100万円（前年同期比19.0％増）、セグメント利益は14億7,200万円（前年同期比141.6％増）と大幅に増加しました。一方、中国セグメントは経済減速の影響を受け、セグメント損失を計上しています。
貸借対照表の変化
当中間連結会計期間末の総資産は686億4,900万円（前期末比4.6％増）となりました。主な変動として、流動資産が33億100万円増加し563億1,000万円となり、特に商品及び製品が19億5,800万円増加しました。一方、固定資産は2億5,100万円減少し123億3,900万円となりました。負債は、流動負債が17億1,400万円増加し237億2,900万円となり、特に契約負債が17億5,200万円増加しました。純資産は13億8,300万円増加し430億1,100万円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは20億9,500万円の収入（前年同期比434.0％増）となりました。主な要因は、税金等調整前中間純利益24億6,300万円、売上債権の減少17億5,000万円、契約負債の増加17億5,700万円などです。投資活動によるキャッシュ・フローは2億5,600万円の支出（前年同期比93.0％減）、財務活動によるキャッシュ・フローは7億1,900万円の支出（前年同期比3.6％減）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年8月期の通期連結業績予想は、売上高810億円（前期比4.1％増）、営業利益41億円（前期比15.2％増）、経常利益42億5,000万円（前期比8.9％増）、親会社株主に帰属する当期純利益30億円（前期比9.9％増）を見込んでいます。これは、自動車業界の設備投資が電気自動車・車載電池関連を中心に堅調に推移すると予想されることを背景としています。
株主還元
当中間期の配当金は1株当たり56円となり、前年同期の50円から6円増加しました。2025年8月期の年間配当予想は1株当たり112円（前期比10円増）となっています。
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