(株)レダックスの決算情報

株式会社レダックスの主な事業セグメントは、自動車流通事業とリースバック関連事業です。自動車流通事業では中古車の買取・販売を行い、リースバック関連事業では商用車のリース・リースバック事業を展開しています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は145.6億円(前年同期比10.7%増)と増収になりましたが、営業損失1.33億円(前年同期は700万円の損失)、経常損失4,700万円(前年同期は2,200万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失9,000万円(前年同期は3,700万円の損失)と損失が拡大しました。自動車流通事業の利益が減少し、リースバック関連事業の利益も減少しています。オークション相場高騰による仕入価格上昇で1台あたりの販売粗利が低下したことが主因です。

総資産は73.68億円(前期末比1.5%増)、負債は24.1億円(同8.4%増)、純資産は49.57億円(同1.5%減)となりました。主な変動は、商品(在庫車両)の11.8億円増加、現金及び預金の12.87億円減少、長期借入金の1.35億円増加です。自己資本比率は63.8%(前期末66.3%)に低下しました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比12.87億円減少し10.34億円となっています。これは主に商品(在庫車両)の増加11.8億円によるものと考えられます。営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなった可能性が高いです。

2025年3月期の連結業績予想は、売上高200億円(前期比4.9%増)、営業利益2.75億円(同180.6%増)、経常利益2.75億円(同84.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1.9億円(同160.3%増)と増収増益を見込んでいます。第3四半期までの実績は厳しい状況ですが、通期予想は据え置かれています。

2025年3月期の1株当たり配当金は、期末2円、年間2円を予定しています。前期実績の1円から1円増配の計画です。