(株)アルゴグラフィックスの決算情報

株式会社アルゴグラフィックスの主な事業セグメントは、PLM事業とEDA事業です。PLM事業は自動車・電機などの製造業向けにCADシステムやサーバーを販売・サポートし、EDA事業は半導体業界向けに電子部品設計用CADシステムを提供しています。

当連結会計年度の業績は、主要顧客である自動車関連業界と半導体関連業界の旺盛な投資意欲を受け、売上高が695.41億円（前期比16.9％増）となりました。営業利益は101.99億円（同11.2％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は74.47億円（同14.2％増）と増収増益を達成しました。PLMソリューションの売上高は395.97億円（同4.5％増）、システム構築支援は248.69億円（同44.5％増）と大きく伸長しています。

資産合計は前連結会計年度末比15.2％増の864.9億円となりました。主な変動として、流動資産では現金及び預金が35.39億円増加、受取手形、売掛金及び契約資産が35.12億円増加しました。固定資産では投資有価証券が20.95億円増加しています。負債合計は前期比18.6％増の268.2億円、純資産は前期比13.8％増の596.69億円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは64.58億円の収入となり、前期比33.3％減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは1.76億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは22.56億円の支出となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比12.8％増の359.03億円となりました。

次期の連結業績予想は、売上高737億円（前期比6.0％増）、営業利益107.5億円（同5.4％増）、経常利益113.3億円（同3.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益75.3億円（同1.1％増）を見込んでいます。主要顧客である自動車業界のCASE関連投資や半導体業界の設備投資継続を背景に、増収増益を予想しています。

当期の配当は、中間配当金として1株当たり50円、期末配当金として1株当たり60円とし、年間配当金を1株当たり110円とする予定です。次期の配当は、年間配当額160円（中間80円、期末80円）を予定しており、株主還元を強化する方針です。