2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社ニチリョクの2025年3月期決算は、競争激化や埋葬形態の多様化により全セグメントで減収となり、2億3,600万円の当期純損失を計上しました。売上高は前年同期比21.4％減の22億4,200万円、営業損失は9,800万円となりました。しかし、自己資本比率は61.5％に上昇し、財務健全性の維持に努めています。
主な事業セグメント
株式会社ニチリョクは、お墓事業（屋外墓地・納骨堂）と葬祭事業を主な事業セグメントとしています。お墓事業では墓地・墓石の販売や霊園管理、納骨堂の販売・管理を行い、葬祭事業では葬儀施行や仏壇仏具販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高が22億4,200万円（前年同期比21.4％減）、営業損失9,800万円（前年同期は営業利益2億8,400万円）、経常損失1億4,300万円（前年同期は経常利益2億2,000万円）、当期純損失2億3,600万円（前年同期は当期純利益2億7,900万円）となりました。競争激化による売上高の減少が主な要因で、全セグメントで減収となり、特にお墓事業（屋外墓地）の落ち込みが顕著でした。
貸借対照表の変化
総資産は前年度末比5億5,700万円減少し75億1,000万円となりました。流動資産は2億2,200万円減少し6億3,200万円、固定資産は3億3,300万円減少し68億7,400万円となりました。負債合計は3億2,100万円減少し28億9,000万円、純資産は2億3,500万円減少し46億2,000万円となりました。自己資本比率は61.5%（前年度末60.2%）に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1億1,300万円の支出（前年同期は9,000万円の収入）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1億5,200万円の収入（前年同期比56.7％減）、財務活動によるキャッシュ・フローは2億1,400万円の支出（前年同期比74.1％減）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は1億700万円となり、前年度末に比べ1億7,500万円減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績見通しは、売上高25億円（前年同期比11.5％増）、営業利益2億1,000万円（前年同期は営業損失9,800万円）、経常利益1億2,000万円（前年同期は経常損失1億4,300万円）、当期純利益1億2,000万円（前年同期は当期純損失2億3,600万円）を予想しています。シニア層向けの生活支援・終活関連サービスの需要は安定的に推移すると見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の配当金は0円となり、2026年3月期の配当予想も0円となっています。
注意事項
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