2025年９月期第１四半期決算短信の要約
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アイナボホールディングスの2025年9月期第1四半期は、売上高234億6,200万円（前年同期比2.7%増）と増収となりましたが、人件費等の販管費増加により営業利益6億6,500万円（同4.1%減）、経常利益7億5,100万円（同2.0%減）と減益となりました。戸建住宅事業と大型物件事業はともに増収となり、特に大型物件事業の利益が大幅に改善しましたが、全社費用の増加が全体の利益を押し下げました。
主な事業セグメント
アイナボホールディングスの主な事業セグメントは、戸建住宅事業と大型物件事業です。戸建住宅事業ではタイル・建材・住宅設備機器の販売・工事を行い、大型物件事業ではマンションや商業施設向けのタイル・石材工事、住宅設備工事、空調衛生設備工事を手掛けています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期の連結業績は、売上高が234億6,200万円（前年同期比2.7%増）と増収となりました。一方、利益面では人件費等の販管費増加により、営業利益は6億6,500万円（同4.1%減）、経常利益は7億5,100万円（同2.0%減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億3,900万円（同8.0%減）と減益となりました。戸建住宅事業は増収増益、大型物件事業は増収大幅増益となりましたが、全社費用の増加が影響しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比4.5%増の469億7,800万円となりました。主な増加要因は、未成工事支出金が8億900万円、受取手形・完成工事未収入金等が7億9,500万円、子会社株式が16億6,500万円増加したことです。負債合計は前期末比8.9%増の218億9,200万円となり、主に支払手形・工事未払金等やファクタリング未払金が増加しました。純資産は前期末比0.9%増の250億8,600万円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比8億9,000万円減少し114億7,100万円となっています。一方で、短期借入金が4億4,000万円増加し6億7,100万円となっており、運転資金の調達が行われたことが推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年9月期の通期連結業績予想は、売上高927億円（前期比3.2%増）、営業利益22億5,000万円（同3.6%増）、経常利益25億5,000万円（同2.9%増）、親会社株主に帰属する当期純利益15億5,000万円（同22.1%増）と増収増益を見込んでいます。第1四半期の実績は、売上高は計画に対し順調に推移していますが、利益面では若干遅れが見られます。
株主還元
2024年9月期の年間配当金は1株当たり44円でしたが、2024年10月1日付で1株を2株に分割する株式分割を実施しました。2025年9月期の配当予想は、中間配当12円、期末配当12円の年間24円となっており、実質的に同額の配当維持を予定しています。
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