2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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ワタミ株式会社の2025年3月期第3四半期決算は、売上高661.26億円(前年同期比105.7%)、営業利益39.77億円(同116.9%)と増収増益となりました。国内外食事業や海外事業の回復が寄与し、特に国内外食事業のセグメント利益が122.6%増と大きく伸長しています。自己資本比率は39.7%に改善し、財務安全性も確保されています。
主な事業セグメント
ワタミ株式会社の主な事業セグメントは、国内外食事業、宅食事業、海外事業、環境事業、農業です。国内外食事業では居酒屋や焼肉店などを展開し、宅食事業では調理済み商品の宅配を行っています。海外事業では東南アジアや米国で店舗を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は661.26億円(前年同期比105.7%)、営業利益は39.77億円(同116.9%)、経常利益は50.41億円(同107.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は39.86億円(同109.1%)となりました。国内外食事業や海外事業の増収が寄与し、全体的に増収増益となっています。特に国内外食事業は売上高253億円(同107.4%)、セグメント利益11.77億円(同122.6%)と大きく伸長しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比3.95億円減少の638.33億円となりました。流動資産は5.9億円減少の480.96億円、固定資産は1.94億円増加の157.37億円です。負債は39.15億円減少の381.46億円、純資産は35.2億円増加の256.87億円となりました。自己資本比率は39.7%に改善し、当座比率229.1%、流動比率276.0%と財務安全性を確保しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは51.7億円の収入(前年同期は41.32億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは42.84億円の支出(同27.46億円の支出)で、主に事業譲受による支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは59.31億円の支出(同55.8億円の支出)となりました。現金及び現金同等物の四半期末残高は84.52億円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の連結業績予想は、売上高881億円(前期比7.0%増)、営業利益44億円(同17.2%増)、経常利益53.2億円(同11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益40.4億円(同3.6%減)を見込んでいます。売上高と営業利益は増加を予想していますが、経常利益と純利益は減少を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、期末10円、年間10円を予定しています。前期と同額の配当を維持する方針です。
注意事項
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