2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社ムサシの2025年3月期連結業績は、売上高373億9,100万円（前年同期比12.8％増）、営業利益33億5,400万円（同211.4％増）と大幅な増収増益を達成しました。特に金融汎用・選挙システム機材セグメントが好調で、全体の業績を牽引しています。一方、次期は選挙需要の反動減により減収減益を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社ムサシは、情報・印刷・産業システム機材、金融汎用・選挙システム機材、紙・紙加工品、不動産賃貸・リース事業等の4つの事業セグメントを展開しています。主に文書のデジタル化、印刷機材、貨幣処理機器、選挙機材、紙・紙加工品の販売に注力しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高373億9,100万円（前年同期比12.8％増）、営業利益33億5,400万円（同211.4％増）、経常利益47億3,800万円（同321.9％増）、親会社株主に帰属する当期純利益34億3,200万円（同347.0％増）と大幅な増収増益となりました。特に金融汎用・選挙システム機材セグメントが好調で、売上高が前年同期比101.3％増加し、全体の業績を牽引しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比10.6％増の498億1,100万円となりました。主な増加要因は、現金及び預金の56億3,000万円増加です。負債合計は前期末比6.8％増の158億4,500万円、純資産合計は前期末比12.5％増の339億6,500万円となりました。自己資本比率は68.2％（前期末67.1％）と改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは33億3,100万円の収入（前年同期は3億2,200万円の支出）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは23億3,400万円の収入（前年同期は33億7,200万円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは4億3,400万円の支出（前年同期は3億2,400万円の支出）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比52億3,000万円増加し、209億100万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高373億6,400万円（前期比0.1％減）、営業利益19億500万円（同43.2％減）、経常利益19億2,400万円（同59.4％減）、親会社株主に帰属する当期純利益11億4,700万円（同66.6％減）と減収減益を見込んでいます。前期の選挙関連需要の反動減が主な要因と考えられます。
株主還元
当期の期末配当金は1株当たり普通配当18円に特別配当12円を加えた30円（年間配当60円）を予定しています。次期の配当金は中間配当金18円、期末配当金18円の年間36円を予定しています。
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