2025年６月期第３四半期決算短信の要約
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西川計測株式会社の2025年6月期第3四半期累計期間は、ライフライン関連の堅調さと半導体投資需要増加により、売上高314億8,600万円（前年同期比5.9％増）、営業利益36億9,600万円（同7.3％増）と増収増益を達成しました。受注高・受注残高も大幅に増加し、通期業績予想と配当予想を上方修正するなど、好調な業績が続いています。
主な事業セグメント
西川計測株式会社は、計測制御機器、理化学機器等の各種電子応用機器の販売と、それに付随するエンジニアリング業務を行う単一セグメントの企業です。主な事業は制御・情報機器システム、計測器、理化学機器、産業機器・その他の販売です。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年6月期第3四半期累計期間の業績は、売上高が314億8,600万円（前年同期比5.9％増）、営業利益36億9,600万円（同7.3％増）、経常利益37億6,600万円（同7.7％増）、四半期純利益25億2,000万円（同7.8％増）となりました。ライフライン関連の堅調な推移と半導体関連の投資需要増加が増収に寄与しました。受注高は344億500万円（同26.4％増）、受注残高は261億1,000万円（同36.8％増）と大幅に増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比8.8％増の343億5,700万円となりました。流動資産は6.2％増の246億6,400万円、固定資産は15.9％増の96億9,200万円です。負債合計は12.0％増の149億700万円、純資産は6.4％増の194億4,900万円となりました。自己資本比率は56.6％と、前期末の57.9％から若干低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が19億8,400万円減少し、受取手形、売掛金及び契約資産が43億400万円増加しています。これは営業活動によるキャッシュ・フローの減少を示唆しています。一方、長期預金が10億円増加しており、投資活動での資金運用が行われたと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期通期の業績予想が上方修正されました。売上高380億円（前期比4.3％増）、営業利益37億円（同6.8％増）、経常利益38億円（同5.9％増）、当期純利益26億円（同2.8％増）を見込んでいます。第3四半期までの好調な業績と受注状況を反映した予想となっています。
株主還元
配当予想も上方修正され、期末配当を1株当たり310円（前期比10円増）に引き上げる予定です。これにより、年間配当金は前期の300円から310円に増配される見通しです。
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