令和7年2月期 決算短信の要約
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岡谷鋼機グループの当期業績は、売上高1兆1,217億円(前期比0.9％増)、営業利益373億6,900万円(同15.3％増)、経常利益419億2,100万円(同16.9％増)と増収増益となりました。特に生活産業セグメントが25.8％の大幅増収を記録し、全体の業績を牽引しています。一方で、次期は減収減益を予想しており、コスト上昇や政策影響に注意が必要です。
主な事業セグメント
岡谷鋼機グループは、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の4つの事業セグメントで構成されています。鉄鋼部門では鉄鋼製品、情報・電機部門では電子部品や電機製品、産業資材部門では工作機械や自動車部品、生活産業部門では配管資材や食品を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
連結売上高は1兆1,217億円で前期比0.9％増加しました。営業利益は373億6,900万円(前期比15.3％増)、経常利益は419億2,100万円(前期比16.9％増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は270億7,000万円で、前期比14.4％の増益となりました。鉄鋼セグメントは減収でしたが、他のセグメントは増収となり、特に生活産業セグメントが25.8％の大幅増収となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比2.9％増の8,611億8,500万円となりました。負債合計は前期末比6.0％増の4,585億600万円、純資産合計は前期末比0.4％減の4,026億7,900万円となりました。自己資本比率は前期末の46.2％から44.5％に低下しました。有形固定資産が26.3％増加し、短期借入金が11.0％増加しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは44億8,900万円の収入となり、前期比83.1％減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは377億700万円の支出となり、前期比388.0％増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは313億3,400万円の収入となり、前期の198億9,300万円の支出から大きく改善しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高1兆1,000億円(前期比1.9％減)、営業利益340億円(同9.0％減)、経常利益380億円(同9.4％減)、親会社株主に帰属する当期純利益250億円(同7.6％減)を見込んでいます。労務費・物流費等のコスト上昇や各国の関税政策の影響が懸念されています。
株主還元
当期末の配当は1株当たり75円を予定しています。なお、令和6年9月1日付で普通株式1株を2株とする株式分割を実施しており、株式分割を反映しない場合の期末配当金は150円、年間配当金は285円となります。次期の配当は年間150円(株式分割反映前300円)を予定しています。
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