2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社ヤギの2025年3月期決算は、売上高833.76億円（前期比0.6％増）、営業利益35.72億円（前期比12.3％増）と増収増益となりました。主力のアパレル事業が好調で、中高価格帯商材の取り扱いに注力したことが業績向上に寄与しています。次期は売上高900億円（前期比7.9％増）を見込んでおり、さらなる成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社ヤギは、マテリアル事業、ライフスタイル事業、アパレル事業、ブランド・リテール事業、不動産事業の5つのセグメントで事業を展開しています。主力はアパレル事業のOEM/ODM事業で、繊維製品の製造販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高833.76億円（前期比0.6％増）、営業利益35.72億円（前期比12.3％増）、経常利益37.66億円（前期比17.5％増）、親会社株主に帰属する当期純利益26.25億円（前期比26.5％増）となりました。アパレル事業が好調で、中高価格帯商材の取り扱いに注力したことが増収増益に寄与しました。一方、マテリアル事業は減収増益、ライフスタイル事業は減収増益、ブランド・リテール事業は増収減益となっています。
貸借対照表の変化
総資産は前期比6.9％増の791.96億円となりました。主な要因は投資有価証券の増加です。負債は前期比5.9％増の360.2億円となり、主に長期借入金が増加しました。純資産は前期比7.8％増の431.76億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益の計上が主な要因です。自己資本比率は54.5％と前期比0.4ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは45.61億円の収入となり、前期比115.1％増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは33.71億円の支出となり、主に投資有価証券の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは4.36億円の収入となり、主に長期借入れによる収入によるものです。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期比17.4％増の117.89億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高900億円（前期比7.9％増）、営業利益36億円（前期比0.8％増）、経常利益38億円（前期比0.9％増）、親会社株主に帰属する当期純利益26.5億円（前期比0.9％増）を見込んでいます。インバウンド需要の継続を見込む一方、為替変動や物価上昇の影響など不透明な状況が続くと予想されています。
株主還元
当期末配当金は1株につき90円とすることが決定されました。次期以降は配当性向35％以上を基本方針とし、次期の期末配当金は1株につき111円を予定しています。これは前期比21円の増配となります。
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