東北化学薬品(株)の決算情報

東北化学薬品株式会社の主な事業セグメントは、インダストリー、メディカル、アカデミア・ライフサイエンスの3つです。インダストリーは製造業向け、メディカルは医療機関向け、アカデミア・ライフサイエンスは研究機関向けの製品・サービスを提供しています。

2025年9月期第2四半期の連結業績は、売上高が178億600万円(前年同期比7.2%増)、営業利益が3億2,500万円(同17.8%増)、経常利益が3億5,400万円(同17.5%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が2億6,800万円(同27.6%増)となりました。全てのセグメントで増収となり、特にアカデミア・ライフサイエンス部門が24.4%増と大きく伸長しました。インバウンド需要の回復や新工場の設備投資が寄与し、全体的に好調な業績となっています。

総資産は前期末比12億3,700万円増の184億7,600万円となりました。主な要因は、現金及び預金が7億4,200万円、受取手形、売掛金及び契約資産が3億3,100万円、商品が3億1,700万円増加したことです。負債は前期末比10億9,200万円増の108億2,300万円となり、主に支払手形及び買掛金の増加によるものです。純資産は前期末比1億4,500万円増の76億5,200万円となりました。

キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュフローはプラスであったと推測されます。現金及び預金が7億4,200万円増加しており、営業活動による資金の増加が主な要因と考えられます。投資活動や財務活動によるキャッシュフローの具体的な数値は記載されていません。

2025年9月期の通期連結業績予想は、売上高337億円(前期比4.8%増)、営業利益4億2,000万円(同18.9%増)、経常利益4億9,000万円(同20.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3億1,000万円(同30.6%増)を見込んでいます。第2四半期までの実績を踏まえ、通期でも増収増益を予想しており、特に利益面での大幅な成長を見込んでいます。

配当金については、2025年9月期の期末配当予想を1株当たり100円としています。前期の期末配当105円から若干の減配となる見通しです。中間配当は実施せず、期末配当のみの年1回となる予定です。