(株)山大の決算情報

株式会社山大は、住宅資材事業、建設事業、賃貸事業を主な事業セグメントとしています。住宅資材事業では住宅建築用木材や関連資材の卸売・小売を行い、建設事業では住宅建築や一般建築の設計・施工・監理、不動産販売・仲介を行っています。賃貸事業では不動産の賃貸を行っています。

当連結会計年度の業績は、売上高41.38億円、営業損失3.75億円、経常損失3.61億円、親会社株主に帰属する当期純損失14.36億円となりました。住宅資材事業では新設住宅着工戸数の軟調な推移や原材料価格高騰の影響を受け、売上高29.4億円、営業損失1.52億円となりました。建設事業は競争激化により売上高11.31億円、営業損失0円、賃貸事業は売上高6,500万円、営業利益3,900万円となりました。

資産は52.12億円となり、主に現金及び預金12.33億円、受取手形・売掛金等6.06億円、商品及び製品2.07億円、販売用土地建物3.87億円を含む流動資産27.27億円と、有形固定資産23.14億円で構成されています。負債は30.56億円で、主に仕入債務9.39億円、短期借入金1.95億円、長期借入金10.88億円となっています。純資産は21.56億円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは2.78億円の獲得となりました。これは主に税金等調整前当期純損失14.8億円があったものの、減価償却費及び減損損失の非資金費用12.37億円、売上債権の減少1.98億円、棚卸資産の減少1.45億円があったためです。投資活動によるキャッシュ・フローは2.43億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは1.02億円の獲得となりました。

次期の業績見通しは、売上高63.18億円（前期比52.7％増）、営業利益3,600万円（前期は3.75億円の損失）、経常利益3,300万円（前期は3.61億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純利益2,300万円（前期は14.36億円の損失）を見込んでいます。非住宅の木造化需要に対応し、加工機械の活用や非住宅大型木造建築への営業強化等を行う方針です。

当期の1株当たり配当金は20円とし、次期の年間配当額は1株当たり30円を予定しています。内部留保資金は、安定供給体制の確立や製品開発・技術開発等に充当し、事業拡大に努める方針です。