2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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小野建株式会社の当第3四半期は、鉄鋼商品市況の弱含みや工事進捗遅れにより減収減益となりました。売上高2,062億8,400万円(前年同期比3.1%減)、営業利益50億7,100万円(同16.7%減)と厳しい結果でしたが、中長期的な成長に向けて加工設備の拡充や拠点整備を進めています。通期予想は減益を見込むものの、インバウンド需要回復や災害復旧工事などの受注に注力しています。
主な事業セグメント
小野建株式会社の主な事業セグメントは、鉄鋼商品販売事業と建材商品販売事業・工事請負事業です。地域別には九州・中国エリア、関西・中京エリア、関東・東北エリアの3つに分かれています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,062億8,400万円(前年同期比3.1%減)となりました。鉄鋼商品の販売数量はほぼ前期並みでしたが、鉄鋼商品市況の若干の低下や工事請負事業の大型工事進捗遅れが影響しました。利益面では、営業利益50億7,100万円(同16.7%減)、経常利益51億9,400万円(同15.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益34億1,500万円(同18.5%減)と減益となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比66億3,400万円増加し2,151億3,600万円となりました。主な要因は、建物及び構築物が127億8,700万円増加したことです。負債合計は53億4,400万円増加し1,182億9,600万円となり、主に短期借入金が100億8,000万円増加しました。純資産合計は12億8,900万円増加し968億4,000万円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は28億400万円(前年同期21億9,000万円)と増加しています。のれんの償却額は3,700万円、顧客関連資産の償却額は2,000万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高2,822億円(前期比0.1%増)、営業利益65億円(同20.9%減)、経常利益65億円(同22.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益44億円(同23.6%減)と減益を見込んでいます。直近に公表された業績予想からの修正はありません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は69円(中間配当34円、期末配当35円)となっています。前期の年間配当金実績は69円でした。
注意事項
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