2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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株式会社アトムの2025年3月期第3四半期決算では、売上高271億5,600万円（前年同期比1.3％減）、営業損失5億6,300万円と減収減益となりました。原材料価格やエネルギーコストの高騰、人件費上昇が影響し、厳しい経営環境が続いています。自己資本比率は30.6％に低下し、財務体質の改善が課題となっています。通期予想では売上高354億5,300万円、当期純利益6,500万円を見込んでいますが、業績回復の見通しは不透明な状況です。
主な事業セグメント
株式会社アトムは、レストラン事業、居酒屋事業、カラオケ事業を主な事業セグメントとしています。レストラン事業では「ステーキ宮」「にぎりの徳兵衛」などを、居酒屋事業では「寧々家」「いろはにほへと」などを、カラオケ事業では「時遊館」を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期累計期間の売上高は271億5,600万円（前年同期比1.3％減）、営業損失は5億6,300万円（前年同期7億400万円の損失）となりました。経常損失は5億3,300万円（前年同期6億3,600万円の損失）、四半期純損失は7億5,000万円（前年同期11億7,900万円の損失）と、損失幅は縮小しましたが、依然として厳しい経営環境が続いています。原材料価格やエネルギーコストの高騰、人件費の上昇などが影響しており、価格改定の動きが継続しています。
貸借対照表の変化
総資産は前事業年度末比3.2％減の196億7,500万円となりました。主な要因は、現金及び預金の減少による流動資産の減少5億6,600万円です。負債は前事業年度末比0.8％増の136億6,200万円となり、買掛金を中心に流動負債が増加しました。純資産は前事業年度末比11.1％減の60億1,300万円となり、自己資本比率は30.6％（前事業年度末33.3％）に低下しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前事業年度末から7億5,700万円減少し38億9,200万円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは、四半期純損失の計上や仕入債務の増加などが影響していると推測されます。投資活動では、有形固定資産の取得による支出があったと考えられます。財務活動では、長期借入金の返済による支出があったと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の業績予想は、売上高354億5,300万円（前期比4.0％減）、営業損失6億9,000万円、経常損失6億7,300万円、当期純利益6,500万円を見込んでいます。第３四半期累計期間の実績と比較すると、第４四半期に業績の改善が期待されていますが、依然として厳しい見通しとなっています。なお、本日（2025年2月7日）に業績予想の修正が公表されています。
株主還元
配当については、2024年3月期、2025年3月期ともに中間配当、期末配当ともに0円となっています。今後の配当予想については未定となっています。
注意事項
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