(株)ポピンズの決算情報

株式会社ポピンズは、ファミリーケア事業（ナニー、ベビーシッター、シルバーケアサービス）、エデュケア事業（保育施設、学童児童館等の運営）、プロフェッショナル事業（国内・海外研修）を主な事業セグメントとしています。

2025年12月期第1四半期の連結業績は、売上高86.05億円（前年同期比9.5%増）、営業利益9.88億円（同123.5%増）、経常利益9.76億円（同123.8%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益6.32億円（同135.6%増）と大幅な増収増益となりました。ファミリーケア事業の拡大やエデュケア事業の改善が主な要因です。特に、ベビーシッターサービスの売上が前年同期比1.4倍に成長し、エデュケア事業では公定価格改定による助成金収入増加などにより利益が大幅に改善しました。

総資産は172.26億円（前期末比5.11億円増）となりました。流動資産は128.81億円（同3.65億円増）で、主に売掛金と助成金の未収計上による増加です。固定資産は43.44億円（同1.45億円増）で、主に繰延税金資産の増加によるものです。負債は84.77億円（同2.68億円増）、純資産は87.49億円（同2.42億円増）となり、自己資本比率は50.8%（同0.1ポイント減）となりました。

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は5,900万円（前年同期6,300万円）となっています。現金及び預金は80.93億円（前期末比2.8億円減）となり、配当金の支払いなどにより減少しました。一方で、短期借入金が6億円増加し、18億円となっています。

2025年12月期の連結業績予想は、売上高330億円（前期比4.1%増）、営業利益17億円（同8.0%増）、経常利益17億円（同6.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益10億円（同28.8%増）を見込んでいます。第1四半期の業績は、公定価格改定の影響を除くと想定通りに推移しており、通期予想に変更はありません。

2025年12月期の配当予想は、前期と同様に年間40円（中間配当0円、期末配当40円）を予定しています。前期の配当実績も年間40円でした。