(株)おきなわフィナンシャルグループの決算情報

株式会社おきなわフィナンシャルグループは、銀行業、リース業、金融商品取引業、クレジットカード業、信用保証業等を主な事業セグメントとしています。主力の銀行業では、預金・貸出・為替業務などの金融サービスを提供しています。

当第3四半期連結累計期間の経常収益は前年同期比5.4%増の428億6,100万円となりました。これは主に貸出金利息の増加や有価証券利息配当金の増加、役務取引等収益の増加によるものです。経常利益は前年同期比17.5%増の80億600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比17.3%増の54億4,100万円となりました。与信費用の増加はあったものの、本業による収益が増加したことが増益の主な要因です。

総資産は前連結会計年度末比2.0%増の2兆9,913億円となりました。預金は個人預金と公金預金の増加により1.9%増の2兆7,071億円、貸出金は事業性貸出の増加はあったものの地公体向け貸出の減少により0.5%減の1兆8,794億円となりました。有価証券は19.8%増の5,986億円と大幅に増加しています。純資産は0.9%減の1,555億円となりました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュ・フローはプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは有価証券の取得によりマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の増加によりプラスとなったと推測されます。

2025年3月期の連結業績予想は、経常収益が前期比2.6%増の550億円、経常利益が5.2%増の93億円、親会社株主に帰属する当期純利益が5.3%増の66億円と増収増益を見込んでいます。これは前回公表された予想から変更はありません。

2025年3月期の年間配当予想は1株当たり90円（中間45円、期末45円）となっており、前期の80円から10円の増配が予定されています。