2025年３月期決算短信の要約
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当連結会計年度は、メディカルヘルスケア事業での血圧計腕帯の出荷増加やベトナム新工場のコストダウン効果、セイフティシステム事業での縫製自動機の受注好調などにより、売上高95.67億円（前年同期比13.4％増）、営業利益19.53億円（同52.2％増）と大幅な増収増益を達成しました。自己資本比率も63.6％に上昇し、財務体質が強化されています。
主な事業セグメント
メディカルヘルスケア事業では主に血圧計腕帯、リハビリ用及び医療用ロボットなどの医療機器販売を行っています。セイフティシステム事業ではカーシート、エアバッグなどの自動車安全部品の製造・販売や自動車部品業界向けの裁断機や縫製自動機の開発・製造・販売を行っています。その他事業では家具など向けの裁断機及び縫製自動機の開発・製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、売上高95.67億円（前年同期比13.4％増）、営業利益19.53億円（同52.2％増）、経常利益20.54億円（同57.2％増）、親会社株主に帰属する当期純利益15.6億円（同63.7％増）となり、売上・利益ともに上場来過去最高を記録しました。メディカルヘルスケア事業では血圧計腕帯の出荷増加やベトナム新工場のコストダウン効果が寄与し、セイフティシステム事業では縫製自動機の受注好調やカーシートの新規取引開始が業績を押し上げました。
貸借対照表の変化
資産は前期末比9.85億円増加し109.07億円となりました。主な要因は現金及び預金の18.86億円増加です。負債は前期末比7.53億円減少し39.75億円となりました。主な要因は短期借入金の3.1億円減少です。純資産は前期末比17.38億円増加し69.32億円となりました。自己資本比率は前期末の52.3％から63.6％に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは25.7億円の獲得（前期は5.28億円の獲得）となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益20.5億円、売上債権の減少3.79億円、棚卸資産の減少4.2億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは7.45億円の支出（前期は6.16億円の支出）となりました。主な要因は無形固定資産の取得による支出3.33億円です。財務活動によるキャッシュ・フローは3,800万円の支出（前期は1.82億円の支出）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績見通しは、売上高96億円（前期比0.3％増）、営業利益20億円（同2.4％増）、経常利益20.8億円（同1.2％増）、親会社株主に帰属する当期純利益16.03億円（同2.7％増）を予想しています。既存事業の拡大と新規事業への進出に積極的に取り組み、持続的な成長を目指す方針です。
株主還元
当期の配当金は1株当たり10円（前期比7.5円増）となりました。次期の配当予想も1株当たり10円を予定しています。
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