2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社カーメイトの2025年3月期決算では、売上高が2.7％減少したものの、原価率改善により営業利益は37.1％増、経常利益は17.4％増となりました。しかし、5.91億円の減損損失計上により3.32億円の純損失を計上しました。次期は増収増益を見込み、配当は当期と同額の年間30円を予定しています。
主な事業セグメント
株式会社カーメイトの主な事業セグメントは、車関連事業とアウトドア・レジャー・スポーツ関連事業です。車関連事業では車用品や運搬架台、ケミカル類、電子・電気機器を製造販売しています。アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業ではスノーボード関連用品や自転車関連用品を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は155.23億円(前年同期比2.7％減)となりました。車関連事業とアウトドア・レジャー・スポーツ関連事業ともに減収となりましたが、原価率の改善により営業利益は3億円(前年同期比37.1％増)、経常利益は3.77億円(前年同期比17.4％増)となりました。しかし、5.91億円の減損損失を計上したため、親会社株主に帰属する当期純損失は3.32億円(前年同期は2.12億円の純利益)となりました。車関連事業の営業利益は12.91億円(前年同期比14.8％増)、アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業は8,800万円(前年同期比35.6％減)でした。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比1.7％減の203.32億円となりました。流動資産は0.4％増の171.95億円、固定資産は11.9％減の31.36億円となりました。負債合計は8.2％減の54.95億円、純資産合計は0.9％増の148.37億円となりました。自己資本比率は73.0％(前連結会計年度末は71.1％)に改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは14.53億円の収入(前年同期比12.77億円増)となりました。これは主に減価償却費や売上債権の減少、棚卸資産の減少によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは8.14億円の支出(前年同期比2.21億円増)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは3.56億円の支出(前年同期比1.29億円増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比4.45億円増の96.45億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績見通しは、売上高155.95億円(前年同期比0.5％増)、営業利益8.18億円(前年同期比171.9％増)、経常利益8.9億円(前年同期比135.9％増)、親会社株主に帰属する当期純利益3.35億円(前年同期は3.32億円の純損失)を見込んでいます。引き続き新製品・新サービスの市場導入強化や海外市場への積極展開、新規チャネル開拓などに取り組む方針です。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり30円(中間15円、期末15円)となりました。次期の配当予想も1株当たり年間30円(中間15円、期末15円)を予定しています。
注意事項
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