2025年３月期決算短信の要約
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SUBARUの2025年3月期決算は、自動車事業の減速と航空宇宙事業の赤字転落により減収減益となりました。売上高4兆6,858億円(前年比0.4%減)、営業利益4,053億円(同13.4%減)と、厳しい結果となりましたが、配当は増配を維持。今後は米国の関税政策など不透明要因に注視が必要です。
主な事業セグメント
株式会社SUBARUの主な事業セグメントは自動車事業と航空宇宙事業です。自動車事業では、SUBARUブランドの車両を製造・販売しています。航空宇宙事業では、防衛関連機器やヘリコプター、民間航空機部品などを手がけています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上収益が4兆6,858億円(前年比0.4%減)、営業利益が4,053億円(同13.4%減)となりました。自動車事業では、新型「フォレスター」やハイブリッド「クロストレック」が貢献したものの、販売奨励金増加や販売台数減少により減収減益となりました。航空宇宙事業は増収も、工事損失引当金計上などで赤字に転落しました。
貸借対照表の変化
資産合計は5兆882億円(前期末比5.7%増)となりました。主な増加要因は、外貨建定期預金の増加による「その他の金融資産(流動)」の1,448億円増、設備投資による「有形固定資産」の928億円増などです。負債合計は2兆3,725億円(同5.5%増)、資本合計は2兆7,157億円(同5.9%増)となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは4,921億円の収入(前期比35.9%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは4,041億円の支出(同42.6%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは1,873億円の支出(同181.7%増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は9,415億円となり、前期末から1,065億円減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想については、米国の関税政策の動向など事業環境の不透明感から、現時点では未定としています。合理的な算定が可能になり次第、速やかに公表する予定です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり115円(前期比9円増)となりました。2026年3月期も同額の115円を予定しています。配当性向は25.1%(前期20.8%)に上昇しました。
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