2025年３月期 決算短信の要約
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マツダの2025年3月期決算は、北米市場の好調により売上高は増加したものの、販売奨励金や原材料費の上昇により減益となりました。自動車業界の厳しい環境下、電動化への投資を継続しつつ、コスト改善や固定費削減に取り組んでいます。今後の見通しは不透明ですが、財務基盤は健全性を維持しています。
主な事業セグメント
マツダ株式会社の主な事業セグメントは自動車関連事業です。日本、北米、欧州、その他の地域で自動車の生産・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比4.0%増の5兆189億円となりました。一方、営業利益は25.7%減の1,861億円、経常利益は41.0%減の1,890億円、親会社株主に帰属する当期純利益は45.1%減の1,141億円と減益となりました。北米市場での販売が好調だったものの、販売奨励金の増加や原材料・物流費の上昇などが利益を圧迫しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比7.9%増の4兆901億円、純資産は3.0%増の1兆8,100億円となりました。自己資本比率は2.0ポイント低下し43.8%となりましたが、ネット・キャッシュ・ポジションは4,003億円と健全な財務状態を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは3,056億円の収入となりました。投資活動では2,000億円を支出し、フリー・キャッシュ・フローは1,057億円のプラスとなりました。財務活動では901億円の収入があり、現金及び現金同等物の期末残高は1兆1,056億円に増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想については、米国政府の関税政策の動向など事業環境の不透明さから、現時点では未定としています。合理的な算定が可能になり次第、速やかに公表する予定です。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は55円(中間25円、期末30円)を予定しています。前期の60円から5円の減配となります。2026年3月期の配当予想は未定です。
注意事項
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