2025年12月期 第1四半期決算短信の要約
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市光工業の2025年12月期第1四半期は、売上高が7.9％減少したものの、経常利益は19.5％増、純利益は28.0％増と増益を達成しました。アセアン市場の販売減少や用品事業売却の影響があったものの、生産性向上や合理化により利益を確保しています。通期予想は据え置かれ、配当は前期比1円増配の年間14円が予定されています。
主な事業セグメント
市光工業株式会社は、自動車部品事業の単一セグメントで事業を展開しています。主に自動車用ライティング製品の製造・販売を行っており、国内外の自動車メーカーに製品を供給しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年12月期第1四半期の連結業績は、売上高が282.35億円（前年同期比7.9％減）、営業利益が14.39億円（同4.2％減）となりました。一方、経常利益は18.09億円（同19.5％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は10.27億円（同28.0％増）と増益となりました。売上高減少の主な要因は、前期の用品事業子会社売却による影響とアセアン市場の販売台数減少です。
貸借対照表の変化
総資産は1,218.44億円（前期末比6.3％減）となりました。主な変動として、現金及び預金が22.3億円増加した一方、短期貸付金が83.97億円減少しました。負債は516.61億円（同12.6％減）となり、主に支払手形及び買掛金、電子記録債務、未払費用の減少によるものです。純資産は701.83億円（同1.1％減）となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は13.38億円（前年同期14.5億円）となっています。現金及び預金の増加や短期貸付金の減少が見られることから、営業活動によるキャッシュ・フローは改善している可能性があります。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高1,210億円（前期比3.6％減）、営業利益54億円（同10.6％増）、経常利益62億円（同4.9％減）、親会社株主に帰属する当期純利益39億円（同12.8％減）を見込んでいます。第1四半期の実績を踏まえても、この予想に変更はありません。
株主還元
2025年12月期の配当予想は、中間配当7円、期末配当7円の年間14円となっています。前期実績の年間13円から1円の増配が予定されています。
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