2025年３月期 決算短信の要約
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トピー工業株式会社の2025年3月期決算では、国内鋼材需要低迷や建設機械・自動車関連部品の販売減少により、売上高3,006.1億円（前期比10.0％減）、営業利益53億円（前期比49.2％減）と減収減益となりました。一方、投資有価証券売却益により純利益は増加。次期は増収増益を見込んでいますが、米国通商政策の影響は不透明です。
主な事業セグメント
トピー工業株式会社の主な事業セグメントは、鉄鋼セグメントと自動車・産業機械部品セグメントです。鉄鋼セグメントでは普通形鋼や異形棒鋼などの鉄鋼製品を、自動車・産業機械部品セグメントでは各種ホイールやプレス製品、建設機械用部品などを生産しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、国内鋼材需要の低迷や建設機械用足回り部品、自動車用ホイールの販売数量減少により、売上高は3,006.1億円（前期比10.0％減）、営業利益は53億円（前期比49.2％減）、経常利益は62.46億円（前期比40.3％減）となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益の計上等により63.87億円（前期比36.6%増）と増益になりました。
貸借対照表の変化
総資産は2,817.51億円（前期比5.5％減）となり、主に投資有価証券の減少118.31億円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少83.18億円によるものです。負債は1,450.38億円（前期比7.8％減）となり、主に長期借入金の減少64.9億円によるものです。純資産は1,367.13億円（前期比3.0％減）となり、主にその他有価証券評価差額金の減少75.77億円によるものです。自己資本比率は48.0％となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは153.9億円の獲得（前期比31.0％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは19.74億円の使用（前期比79.0％減）となり、主に有形固定資産の取得による支出79.02億円、投資有価証券の売却による収入34.84億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは108.28億円の使用（前期比13.9％減）となり、主に長期借入金の返済による支出75.55億円、社債の償還による支出50億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績見通しについては、売上高3,020億円（前期比0.5％増）、営業利益70億円（前期比32.1％増）、経常利益71億円（前期比13.7％増）、親会社株主に帰属する当期純利益78億円（前期比22.1％増）を見込んでいます。ただし、米国通商政策による需要減退の影響は織り込んでいません。
株主還元
当連結会計年度の期末配当金は1株当たり73円を予定しており、中間配当金30円と合わせて年間配当金は1株当たり103円となります。次期の配当については、年間配当金1株当たり130円を予定しています。
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