2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社エフテックの当期業績は、北米事業の好調により増収増益となりましたが、中国事業の構造改革に伴う特別損失により最終損益は赤字となりました。売上高3,008.31億円(前期比0.7％増)、営業利益54.81億円(前期比47.8％増)、経常利益30.47億円(前期比1.5％増)、親会社株主に帰属する当期純損失69.25億円を計上しています。
主な事業セグメント
株式会社エフテックは、自動車部品等を生産・販売する企業です。主な事業セグメントは「日本」「北米」「アジア」の3つで構成されています。北米が売上高の大部分を占めており、アジアでは中国を中心に事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高3,008.31億円(前期比0.7％増)、営業利益54.81億円(前期比47.8％増)、経常利益30.47億円(前期比1.5％増)となりました。一方、中国事業の構造改革に伴う特別損失の計上により、親会社株主に帰属する当期純損失は69.25億円(前期は16.83億円の純利益)となりました。北米では新規受注製品の量産効果や売価改定交渉の合意などがプラスに寄与しましたが、中国では大幅な減産が続き、希望退職者の募集費用や固定資産の減損損失を計上しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比142.16億円減少し1,775.55億円となりました。負債は前期末比67.2億円減少し1,133.09億円、純資産は前期末比74.96億円減少し642.46億円となりました。自己資本比率は29.0%と前期末から0.1ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは147.57億円の収入(前期比24.2%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは78.71億円の支出(前期比11.6%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは57.28億円の支出(前期比34.4%増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比20.52億円増加し、142.56億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績見通しについては、売上高2,960億円(前期比1.6%減)、営業利益80億円(前期比45.9%増)、経常利益62億円(前期比103.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益33億円を見込んでいます。前年度に合意した主要得意先との売価改定交渉や中国事業の構造改革などの効果を織り込んでいます。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり20円(中間10円、期末10円)となりました。次期の配当予想も1株当たり年間20円(中間10円、期末10円)を予定しています。
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