2025年３月期 決算短信の要約
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日本モーゲージサービス株式会社の2025年3月期連結決算は、厳しい事業環境下でも増収増益を達成しました。営業収益は75.65億円(前年同期比6.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9.82億円(同12.4%増)となり、特に住宅金融事業が好調でした。一方、次期は減収減益を見込んでおり、今後の事業環境の変化に注目が必要です。
主な事業セグメント
日本モーゲージサービス株式会社の主な事業セグメントは、住宅金融事業、住宅瑕疵保険等事業、住宅アカデメイア事業の3つです。住宅金融事業ではフラット35等の住宅ローン貸付、住宅瑕疵保険等事業では新築住宅かし保険等の販売や住宅性能評価等のサービス提供、住宅アカデメイア事業では住宅保証サービスや住宅事業クラウドシステムの提供等を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、営業収益が75.65億円(前年同期比6.4%増)、営業利益が14億円(同0.2%増)、経常利益が14.02億円(同0.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が9.82億円(同12.4%増)となりました。住宅金融事業では、プロパーローン商品の販売強化や他金融機関との提携により、営業収益は36.25億円(同8.9%増)、営業利益は10.51億円(同9.9%増)と増収増益となりました。
貸借対照表の変化
当連結会計年度末の総資産は220.97億円(前年同期比4.0%増)、負債は133.2億円(同1.3%増)、純資産は87.77億円(同8.4%増)となりました。主な変動として、営業未収入金が14.33億円増加、営業貸付金が13.61億円減少、現金及び預金が5.21億円増加しました。負債では、営業預り金が7.31億円増加、短期借入金が6.91億円減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは18.19億円の収入(前年同期比13.9%増)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益14億円、営業預り金の増加7.31億円、営業貸付金の減少13.43億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは2.25億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは10.88億円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期連結会計年度の業績見通しは、営業収益74.39億円(前年同期比1.7%減)、営業利益11.05億円(同21.1%減)、経常利益11.05億円(同21.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益7.67億円(同21.9%減)を見込んでいます。住宅建設コストの高騰や消費者の住宅購買力低下など、厳しい事業環境が予想されています。
株主還元
当期の1株当たり配当金は22円(普通配当20円、記念配当2円)、配当金総額は3.23億円となりました。次期の1株当たり配当金は20円を予定しています。
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