2025年３月期 第3四半期決算短信の要約
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株式会社イントラストの2025年3月期第3四半期決算は、家賃債務保証事業の拡大により増収増益を達成しました。売上高77.52億円（前年同期比17.9％増）、営業利益17.05億円（同11.0％増）と二桁成長を実現。保証事業の売上高が23.2％増と大きく伸長し、全体の業績を牽引しています。通期予想に対しても順調に進捗しており、今後の更なる成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社イントラストは、家賃債務保証を中心とした総合保証サービス事業を展開しています。主な事業セグメントは保証事業とソリューション事業で構成されており、家賃債務保証のノウハウを活かした独自のサービス開発・提案・販売に取り組んでいます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が77.52億円（前年同期比17.9％増）、営業利益が17.05億円（同11.0％増）、経常利益が17.13億円（同11.9％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益が9.66億円（同10.1％増）となりました。保証事業の売上高が69.55億円（同23.2％増）と大きく伸長し、全体の業績を牽引しています。これは家賃債務保証の新規契約数増加や保有契約数の増加によるものです。一方、ソリューション事業の売上高は7.97億円（同14.5％減）となりました。
貸借対照表の変化
当第３四半期連結会計期間末の総資産は104.03億円（前期末比7.8％増）となりました。主な変動として、流動資産が8.21億円増加し92.6億円となりました。これは立替金が8.46億円、現金及び預金が6.42億円増加した一方、貸倒引当金が6.85億円増加したことなどによります。負債合計は38.33億円（同8.0％増）となり、主に前受収益や保証履行引当金の増加によるものです。純資産は65.7億円（同7.6％増）となり、利益剰余金の増加が主な要因です。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比6.42億円増加し63.05億円となっています。また、減価償却費は7,903.3万円（前年同期は7,190.4万円）、のれんの償却額は978.5万円（同593.7万円）となっており、キャッシュ・フローの状況を間接的に示しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高102.3億円（前期比14.0％増）、営業利益23.2億円（同11.9％増）、経常利益23.2億円（同12.0％増）、親会社株主に帰属する当期純利益13.7億円（同11.6％増）を見込んでいます。第3四半期までの実績と比較すると、売上高の75.8％、営業利益の73.5％、経常利益の73.8％、純利益の70.5％を達成しており、概ね順調に推移していると考えられます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、前期の18円から7円増配の25円を予定しています。第2四半期末に12.5円の配当を実施済みで、期末配当も12.5円を予定しています。これは前期比38.9％の増配となり、株主還元の強化を図っています。
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