(株)西日本フィナンシャルホールディングスの決算情報

西日本フィナンシャルホールディングスの主な事業セグメントは銀行業です。銀行業の経常収益は1,268億1,800万円、セグメント利益は296億4,900万円となっています。その他のセグメントには信用保証業務、クレジットカード業務、金融商品取引業務等の金融関連業務及び情報システムサービス業務が含まれています。

当第3四半期連結累計期間の経常収益は、前年同期比3.9%増の1,440億7,200万円となりました。経常利益は前年同期比20.3%増の350億3,100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比20.0%増の238億3,400万円と大幅に増加しています。この増益は主に資金運用収益の増加によるものです。一方で、包括利益は前年同期の278億2,000万円から大幅に減少し、62億4,200万円のマイナスとなりました。

総資産は前年度末比2.3%増の13兆7,998億円となりました。負債は前年度末比2.6%増の13兆2,307億円、純資産は前年度末比2.9%減の5,691億円となっています。預金・譲渡性預金は2.1%増の10兆6,387億円、貸出金は5.9%増の9兆7,205億円と増加しました。一方、有価証券は6.8%減の1兆6,798億円となっています。

キャッシュフロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の43億9,700万円から45億6,600万円に増加しています。また、預金・譲渡性預金の増加や貸出金の増加が見られることから、営業活動によるキャッシュフローは増加傾向にあると推測されます。

2025年3月期通期の連結業績予想が上方修正されました。経常利益は前回予想から27億円増の437億円(前期比22.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円増の300億円(前期比27.2%増)に修正されています。1株当たり当期純利益も214.35円に上方修正されており、業績の更なる改善が見込まれています。

期末配当予想が30円から45円に増額修正され、年間配当予想は75円となりました。これは前期の55円から20円の増配となります。配当性向は約35%となる見込みです。