2024年12月期決算短信の要約
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GMOフィナンシャルホールディングスの2024年12月期は、営業収益が過去最高の532.69億円(前期比3.6％増)を記録しました。しかし、タイ王国の証券事業に関する貸倒引当金繰入額の計上により、営業利益は89.26億円(同38.2％減)、親会社株主に帰属する当期純利益は47.45億円(同38.0％減)と大幅減益となりました。暗号資産事業が好調で、前期比124.6％増の75.06億円の営業収益を達成しています。
主な事業セグメント
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、証券・FX事業と暗号資産事業です。証券・FX事業では、インターネット証券取引やFX取引等の金融商品取引サービスを提供しています。暗号資産事業では、暗号資産の売買や証拠金取引等の暗号資産関連取引サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の営業収益は532.69億円(前期比3.6％増)と過去最高を記録しました。しかし、タイ王国の証券事業等に係る貸倒引当金繰入額95.34億円を計上したことから、営業利益は89.26億円(同38.2％減)、経常利益は84.33億円(同40.2％減)、親会社株主に帰属する当期純利益は47.45億円(同38.0％減)と大幅減益となりました。証券・FX事業の営業収益は437.89億円(同8.4％減)、暗号資産事業は75.06億円(同124.6％増)と好調でした。
貸借対照表の変化
総資産は1.39兆円(前期末比2,693.2億円増)となりました。主な要因は、現金及び預金の増加346.12億円、利用者暗号資産の増加2,425.68億円です。負債は1.35兆円(同2,673.17億円増)で、主に預り暗号資産の増加2,425.68億円によるものです。純資産は484.42億円(同20.02億円増)となり、利益剰余金の増加12.83億円が主な要因です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは237.29億円の収入となりました。主な要因は、信用取引資産の減少による収入273.86億円、預り暗号資産の増加による収入2,425.68億円、利用者暗号資産の増加による支出2,425.68億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは66.07億円の支出で、主に投資有価証券の取得による支出35.54億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは169.8億円の収入となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
GMOフィナンシャルホールディングスの主な事業である証券・FX事業及び暗号資産事業は、経済情勢や市況環境の影響を強く受けるため、業績予想の開示は行っていません。代わりに、FX取引高、株式委託売買代金、CFD売買代金、暗号資産売買代金、顧客口座数等の営業指標や営業収益を月次で開示しています。
株主還元
2024年12月期の1株当たり配当金は、第1四半期末11.87円、第2四半期末2円、第3四半期末8.27円、期末5.24円の年間27.38円となりました。2025年12月期は、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向65％以上を目途に、四半期ごとに配当することを目標としています。
注意事項
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