2025年３月期 決算短信の要約
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全国保証株式会社の2025年3月期決算は、営業収益が569.72億円（前期比10.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益が320.89億円（同11.4％増）と増収増益となりました。新規住宅ローン市場での保証事業拡大や他社M&Aによる保証債務残高の積み上げが寄与し、自己資本比率も48.5％に上昇しています。今後は住宅市場の変化に対応しつつ、さらなる成長を目指す方針です。
主な事業セグメント
全国保証株式会社は、住宅ローン保証事業を主な事業としています。新規住宅ローン市場での保証事業拡大（オーガニック成長）と既存住宅ローン市場からの保証債務残高獲得（インオーガニック成長）に取り組んでいます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、営業収益が569.72億円（前期比10.3％増）、営業利益419.74億円（同7.3％増）、経常利益445.18億円（同7.1％増）、親会社株主に帰属する当期純利益320.89億円（同11.4％増）となりました。増収増益となった主な要因は、新規住宅ローン市場での保証事業拡大や他保証会社3社のM&Aによる保証債務残高の積み上げなどです。
貸借対照表の変化
総資産は前期比5.5％増の4,923.98億円となりました。主な増加要因は、流動資産における現金及び預金の増加、固定資産における投資有価証券と長期預金の増加です。負債合計は前期比5.0％増の2,537.19億円、純資産合計は前期比6.0％増の2,386.78億円となりました。自己資本比率は48.5％と前期から0.3ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは334.23億円の収入（前期比6.8％増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは6.25億円の収入（前期は559.96億円の支出）となり、財務活動によるキャッシュ・フローは193.11億円の支出（前期比87.1％増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比19.0％増の923.84億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、営業収益592億円（当期比3.9％増）、営業利益416億円（同0.9％減）、経常利益451億円（同1.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益312億円（同2.8％減）を見込んでいます。住宅市場および住宅ローン市場は底堅く推移すると予想されていますが、長期的には少子高齢化に伴う新築住宅市場の縮小が見込まれています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり212円（前期比42円増）となり、配当性向は44.8％となりました。2026年3月期の配当予想は、1株当たり年間115円（株式分割後）で、配当性向は49.8％を予定しています。なお、2025年4月1日付で1株を2株に分割する株式分割を実施しています。
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