2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社SHINKOの2025年3月期決算は、医療DXや介護関連需要の増加により増収増益となりました。売上高169.04億円(前年同期比4.7%増)、営業利益6.87億円(同9.7%増)を達成し、当期純利益は5.12億円(同24.9%増)と大幅に伸長しました。今後はWindows10サポート終了需要やGIGAスクール構想第2期などを追い風に、さらなる成長を目指しています。
主な事業セグメント
株式会社SHINKOは、保守サービス事業、ソリューション事業、人材サービス事業の3つのセグメントで事業を展開しています。保守サービス事業ではシステムサポートや機器保守、ソリューション事業ではICTサービスの提供や機器販売、人材サービス事業ではIT人材の派遣を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高169.04億円(前年同期比4.7%増)、営業利益6.87億円(同9.7%増)、経常利益6.91億円(同8.9%増)、当期純利益5.12億円(同24.9%増)となりました。医療DXの推進に伴う需要増加や、介護関連のソフトウェア・システム販売が好調だったことが増収増益の主な要因です。一方で、電子処方箋導入の遅れなどにより、業績予想を下方修正しています。
貸借対照表の変化
総資産は63.69億円(前期末比2.2%減)となりました。主な変動として、売掛金が1.28億円減少、棚卸資産が1.38億円減少しました。負債は46.18億円(同0.4%増)で、前受金が1.06億円増加、賞与引当金が9,400万円増加しました。純資産は17.5億円(同8.6%減)となり、自己資本比率は27.5%(前期末29.4%)に低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは9.21億円の収入(前期は11.34億円の収入)となりました。主な要因は税引前当期純利益6.75億円、売上債権の減少1.06億円、棚卸資産の減少1.38億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは1.86億円の支出(前期は1.14億円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは7.09億円の支出(前期は4.41億円の支出)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高183.16億円(前年同期比8.4%増)、営業利益8.04億円(同17.0%増)、経常利益8.14億円(同17.7%増)、当期純利益5.36億円(同3.6%増)を見込んでいます。Windows10サポート終了に伴うPC需要増加や、GIGAスクール構想の第2期「NextGIGA」開始による教育関連需要を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は97円(前期80円)、配当性向は32.8%(前期35.5%)となりました。2026年3月期は1株当たり105円の配当を予定しており、予想配当性向は30.7%です。
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