(株)リビングプラットフォームの決算情報

株式会社リビングプラットフォームは、介護事業、障がい者支援事業、保育事業を主な事業セグメントとしています。介護事業では有料老人ホームやグループホームを、障がい者支援事業では就労継続支援B型事業所やグループホームを、保育事業では認可保育所を運営しています。

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高141.95億円(前年同期比15.5%増)、営業利益2.23億円(前年同期は5,900万円の損失)、経常利益2.05億円(前年同期比56.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1.59億円(前年同期比132.4%増)となりました。売上高の増加は新規事業所の開設や既存施設の稼働率向上によるものです。利益面では、人件費や食材費の高騰があったものの、コスト管理の徹底により大幅な改善が見られました。

総資産は前連結会計年度末比4.3%増の116.69億円となりました。主な増加要因は現金及び預金、受取手形及び売掛金、建物及び構築物の増加です。負債は前連結会計年度末比3.3%増の98.43億円となり、主に長期借入金と預り金が増加しました。純資産は前連結会計年度末比9.8%増の18.26億円となり、利益剰余金の増加が主な要因です。自己資本比率は15.5%と0.8ポイント改善しました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前連結会計年度末比13.1%増の12.75億円となっています。設備投資や新規事業所開設に伴う支出があったものの、営業活動による収入や長期借入金の増加により、全体としてキャッシュポジションは改善しています。減価償却費は2.21億円、のれんの償却額は9,600万円となっています。

2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高189.65億円(前期比13.8%増)、営業利益5.03億円、経常利益4.61億円(前期比133.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3.57億円(前期比88.7%増)を見込んでいます。介護事業と障がい者支援事業での積極的な施設展開、保育事業でのM&Aを通じた拡大を計画しており、増収増益を予想しています。ただし、人材確保や原価高騰などの課題に対応しながら、予想達成を目指す方針です。

配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の期末配当予想は0円となっています。現時点では無配の方針のようです。