2025年３月期 決算短信の要約
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INCLUSIVE株式会社の2025年3月期決算は、売上高48.97億円（前年同期比8.6％減）、営業損失3.66億円と厳しい結果となりました。メディア＆コンテンツ事業の低迷が主因ですが、宇宙関連事業に注力し、持株会社体制への移行を計画するなど、事業構造の転換を図っています。
主な事業セグメント
INCLUSIVE株式会社は、メディア＆コンテンツ、企画＆プロデュース、食関連、宇宙関連の4つの主要事業セグメントを展開しています。地域創生を軸に、メディアマーケティング、企画、ブランディング、下鴨茶寮ブランド、衛星データ利用DXサービスなどを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の連結業績は、売上高が48.97億円（前年同期比8.6％減）、営業損失3.66億円（前年同期は9,400万円の損失）、経常損失3.53億円（前年同期は1.03億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純損失10.78億円（前年同期は3.13億円の利益）となりました。メディア＆コンテンツ事業の低迷や食関連事業のEC事業の遅れが主な要因です。特別損失として減損損失8.72億円、のれん償却額2.39億円を計上しました。
貸借対照表の変化
総資産は37.62億円（前年同期比29.1％減）、純資産は21.21億円（前年同期比37.7％減）となりました。主な変動として、無形固定資産が10.78億円減少し、利益剰余金が11.62億円減少しました。自己資本比率は45.2％（前年同期比7.1ポイント減）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは8,200万円の支出（前年同期は8,800万円の収入）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは6,000万円の収入（前年同期は4.68億円の収入）、財務活動によるキャッシュ・フローは1,600万円の支出（前年同期は1.38億円の支出）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は21.52億円（前年同期比2.5％減）となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高52.94億円（前年同期比7.8％増）、営業損失2.7億円、経常損失2.77億円、親会社株主に帰属する当期純損失4,000万円を見込んでいます。宇宙関連事業、特に衛星データ利活用分野に注力し、不採算領域の縮小やコスト見直しを行う方針です。また、2025年10月に持株会社体制へ移行する予定です。
株主還元
当期および次期の配当予想は、1株当たり0円となっています。
注意事項
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