2025年9月期 第2四半期期(中間期)決決算短信の要約
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株式会社ピアズの2025年9月期中間決算では、売上高が31.16億円(前年同期比1.6%増)と微増となりましたが、利益面では減少傾向が見られました。特にSES事業の進捗遅れが影響しています。一方で、高利益率案件の獲得や開発業務の内製化により、利益率の改善に努めています。通期では増収増益を見込んでいますが、当期純利益の減少予想には注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社ピアズは、通信業界を中心にコンサルティング事業を展開しています。セールスプロモーション、オンライン接客サービス、SES(システムエンジニアリングサービス)事業などが主な事業セグメントです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の経営成績は、売上高31.16億円(前年同期比1.6%増)、営業利益3.14億円(前年同期比10.3%減)、経常利益2.98億円(前年同期比18.3%減)、親会社株主に帰属する中間純利益2.51億円(前年同期比23.2%減)となりました。セールスプロモーションやオンライン接客サービスは堅調に推移しましたが、SES事業の売上高は業績予想に対して進捗率45%にとどまりました。一方で、利益率の高い案件の獲得や開発業務の内製化により、各段階利益は順調に推移しています。
貸借対照表の変化
当中間連結会計期間末の総資産は42.28億円(前期末比6.3%減)、純資産は26.64億円(同7.3%減)となりました。主な変動として、現金及び預金が4.9億円減少し、売掛金が3.8億円増加しました。また、自己株式の取得により3.08億円増加しています。自己資本比率は63.0%(前期末63.6%)と若干低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.36億円の収入(前年同期4.01億円の収入)となりました。主な要因は税金等調整前中間純利益2.98億円、売上債権の増加3.8億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは1,700万円の支出(前年同期3.6億円の収入)、財務活動によるキャッシュ・フローは6.1億円の支出(前年同期7.58億円の支出)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年9月期の通期連結業績予想は、売上高68億円(前期比9.5%増)、営業利益5.5億円(同14.5%増)、経常利益5.4億円(同19.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3.43億円(同41.2%減)を見込んでいます。売上高と営業利益、経常利益は増加を予想していますが、当期純利益は減少する見通しです。
株主還元
2025年9月期の配当予想は現時点で未定とされています。前期(2024年9月期)は期末配当15.92円、年間配当15.92円でした。
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