2025年３月期決算短信の要約
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株式会社フレアスの2025年3月期決算は、売上高が32.8%増の75.82億円と大幅に伸長しましたが、施設系介護サービス事業の新規開設費用先行により2.44億円の最終赤字となりました。次期は施設系介護サービス事業の拡大により51.8%増収と黒字転換を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社フレアスの主な事業セグメントは、マッサージ直営事業、マッサージフランチャイズ事業、施設系介護サービス事業です。マッサージ事業では在宅マッサージサービスを提供し、施設系介護サービス事業では医療対応型療養施設や看護小規模多機能型居宅介護施設を運営しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の売上高は75.82億円（前期比32.8%増）と大幅に増加しましたが、営業損失1.05億円（前期は1.1億円の利益）、経常損失1.65億円（前期は1.26億円の利益）、親会社株主に帰属する当期純損失2.44億円（前期は5,800万円の利益）と赤字転落しました。施設系介護サービス事業の新規開設費用が先行したことが主因です。マッサージ事業は増収増益でしたが、全体を補うには至りませんでした。
貸借対照表の変化
資産合計は87億円（前期比40.6%増）と大幅に増加し、主にリース資産が21.8億円増加しました。負債合計は71.52億円（前期比61.7%増）と大きく増加し、短期借入金が5.34億円、リース債務が21.47億円増加しました。純資産は15.48億円（前期比12.4%減）となり、利益剰余金が2.69億円減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは3.19億円の支出（前期は1.72億円の収入）となり、税金等調整前当期純損失1.41億円の計上や売上債権の増加2.83億円が主因です。投資活動によるキャッシュ・フローは3.54億円の支出（前期比83.3%増）となり、有形固定資産の取得1.37億円や敷金・保証金の差入2.33億円が主な要因です。財務活動によるキャッシュ・フローは3.58億円の収入（前期比102.3%増）となり、社債発行2.94億円や短期借入5.34億円の増加が寄与しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高115.13億円（前期比51.8%増）、営業利益3.01億円（前期は1.05億円の損失）、経常利益9,400万円（前期は1.65億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純利益5,300万円（前期は2.44億円の損失）と、増収および黒字転換を見込んでいます。マッサージ事業の安定成長に加え、施設系介護サービス事業の新規開設11拠点による大幅な増収と収益性改善を想定しています。
株主還元
当期の配当金は1株当たり0円（前期は10.57円）となり、無配に転じました。次期の配当予想も1株当たり0円と無配を予定しています。
注意事項
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