共栄セキュリティーサービス(株)の決算情報

共栄セキュリティーサービス株式会社は、警備事業を主な事業セグメントとしています。常駐契約と臨時契約の警備サービスを提供しており、重要防護施設、中央省庁、超高層ビルなどのランドマークの警備実績を持っています。

2025年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比11.0%増の76.07億円、営業利益が71.1%増の4.31億円、経常利益が49.2%増の4.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が18.7%増の2.32億円となりました。この増収増益は、主に前期に買収した子会社の寄与や常駐契約の料金改定、新規契約開始によるものです。売上高営業利益率は前年同期の3.7%から5.6%に改善しました。

総資産は前期末比0.6%減の67.69億円となりました。流動資産は14.5%減の38.96億円、固定資産は27.6%増の28.73億円となりました。負債は6.6%減の19.67億円、純資産は2.1%増の48.02億円となりました。自己資本比率は1.8ポイント増加し70.9%となり、財務基盤の強化が見られます。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比6.54億円減少し26.68億円となっています。これは主に配当金の支払いと金地金の増加によるものです。また、長期借入金の返済により固定負債が1.3億円減少しています。

2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高100億円（前期比6.9%増）、営業利益5億円（同61.7%増）、経常利益5億円（同28.8%増）、親会社株主に帰属する当期純利益3.32億円（同33.6%増）を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえると、通期予想の達成に向けて順調に推移していると考えられます。

2025年3月期の年間配当金は90円（前期と同額）を予定しています。第2四半期末配当は実施せず、期末配当のみとなる見込みです。