2025年3月期 決算短信の要約
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内海造船の2025年3月期決算は、売上高446億4,800万円(前年度比3.7%減)、営業利益14億1,500万円(同55.5%減)と減収減益となりました。新造船の売上対象隻数減少や改修船の反動減が影響しましたが、LNG燃料フェリーなど5隻を引き渡し、新造船8隻を受注するなど、事業基盤の強化に努めています。
主な事業セグメント
内海造船株式会社の主な事業セグメントは船舶事業です。新造船、修繕船を中心に、陸上事業、サービス事業も展開しています。船舶事業が売上高の98.8%を占める主力事業となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高446億4,800万円(前年度比3.7%減)、営業利益14億1,500万円(同55.5%減)、経常利益11億7,700万円(同61.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益10億1,700万円(同55.0%減)となりました。新造船の売上対象隻数が2隻減少し、改修船の大口工事完工の反動減により減収減益となりました。一方で、LNG燃料フェリーなど5隻を引き渡し、新造船8隻を受注しています。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が前年度末比3.0%減の424億8,600万円となりました。負債は前年度末比7.2%減の316億2,900万円、純資産は前年度末比11.4%増の108億5,700万円となりました。自己資本比率は25.6%と3.4ポイント改善しています。主な変動要因は、現金及び預金の減少、受取手形・売掛金及び契約資産の増加、長期借入金の減少です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは53億7,500万円の支出(前年度は67億4,700万円の収入)となりました。これは主に売上債権及び契約資産の増加によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは12億100万円の支出(前年度比45.8%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは34億4,400万円の支出(前年度比552.3%増)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高455億円(前年度比1.9%増)、営業利益7億円(同50.5%減)、経常利益6億円(同49.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5億円(同50.9%減)を見込んでいます。資機材価格の値上がりが続く中、生産性向上と固定費削減に努める方針です。
株主還元
当期の配当は1株当たり40円の期末配当を予定しています。次期の配当も1株当たり40円の期末配当を予定しており、配当性向は13.6%となる見込みです。
注意事項
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