2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社指月電機製作所の2025年3月期決算は、売上高273.46億円（前年度比4.0％増）、営業利益19.9億円（同81.2％増）と大幅な増収増益となりました。電力機器システム事業の好調が全体を牽引し、過去最高の売上高を達成。営業活動によるキャッシュ・フローも大幅に改善し、財務基盤が強化されています。
主な事業セグメント
株式会社指月電機製作所の主な事業セグメントは、コンデンサ・モジュールと電力機器システムです。コンデンサ・モジュールは産業機器用、自動車用、家電用等のコンデンサを製造し、電力機器システムは力率改善装置や高調波抑制装置等を製造しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は273.46億円（前年度比4.0％増）と過去最高を記録しました。営業利益は19.9億円（前年度比81.2％増）、経常利益は17.97億円（前年度比60.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は11.94億円（前年度比555.9％増）と大幅に増加しました。コンデンサ・モジュール事業は減収となりましたが、電力機器システム事業が好調に推移し、全体として増収増益となりました。
貸借対照表の変化
当連結会計年度末の総資産は383.44億円（前年度末比5.1％増）となりました。流動資産は201.12億円（前年度末比4.9％増）、固定資産は182.31億円（前年度末比5.4％増）となりました。負債合計は145.97億円（前年度末比6.5％増）、純資産合計は237.47億円（前年度末比4.3％増）となりました。自己資本比率は61.0％と前年度末とほぼ同水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは35.63億円の収入（前年度は2.71億円の支出）となり、大幅に改善しました。投資活動によるキャッシュ・フローは25.73億円の支出（前年度比23.3％増）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは3.05億円の収入（前年度は25.47億円の支出）となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は59.29億円（前年度末比30.9％増）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高280億円（前年度比2.4％増）、営業利益18億円（前年度比9.6％減）、経常利益17億円（前年度比5.4％減）、親会社株主に帰属する当期純利益11億円（前年度比7.9％減）を見込んでいます。電力機器システムを中心とした売上の確保と並行し、人的・物的資源の有効活用を促進し、競争力向上と企業価値向上を推進する方針です。
株主還元
当期末配当は1株当たり11円とし、年間配当は14円（前期比5.5円増）となります。次期の配当予想は、中間配当4円、期末配当10円の年間14円を予定しています。配当性向は当期29.6％、次期予想32.1％となっています。
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