2025年３月期 決算短信の要約
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双葉電子工業の2025年3月期連結業績は、売上高が前期比14.6%減の481.16億円、営業損失12.92億円と厳しい結果となりました。電子機器事業での事業終息や生産器材事業の市場低迷が影響しましたが、構造改革を進めており、次期は損失縮小を見込んでいます。自己資本比率76.3%と財務体質は健全を維持しています。
主な事業セグメント
双葉電子工業株式会社の主な事業セグメントは「電子機器」と「生産器材」です。電子機器セグメントでは複合モジュールやラジコン機器、ロボティクス製品等を製造・販売し、生産器材セグメントではプレート製品や金型用器材等を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比14.6%減の481.16億円、営業損失が12.92億円（前期は11.41億円の損失）となりました。電子機器事業では有機ELディスプレイの自社生産終了や蛍光表示管の事業終息により売上が29.5%減少し、生産器材事業も中国市場の低迷等で2.9%減少しました。構造改革を進めていますが、両セグメントとも営業損失が拡大しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比3.0%減の1,010.9億円となりました。負債は前期末比7.0%減の127.78億円、純資産は前期末比2.4%減の883.12億円となりました。自己資本比率は76.3%と1.3ポイント上昇しました。主な変動要因は、受取手形及び売掛金の減少、原材料及び貯蔵品の減少、為替換算調整勘定の減少などです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは46.24億円の獲得（前期比202.4%増）となりました。主な要因は棚卸資産の減少33.33億円、売上債権の減少29.78億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは13.51億円の使用（前期は42.12億円の獲得）、財務活動によるキャッシュ・フローは11.51億円の使用（前期比1.9%増）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高460億円（前期比4.4%減）、営業損失2億円（前期は12.92億円の損失）、経常利益1億円（前期は2.06億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純利益16億円（前期は2.81億円の損失）を見込んでいます。電子機器事業は減収ながら損失縮小、生産器材事業は黒字化を目指します。
株主還元
2025年3月期の期末配当金は1株当たり10円とすることが決定されました。次期（2026年3月期）の配当金も年間10円を予定しています。配当性向30%以上を見据え、ROE8%、PBR1倍以上を長期目標として掲げています。
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