2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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松尾電機株式会社の2025年3月期第3四半期累計期間は、売上高34億円（前年同期比7.3％増）、営業利益3.55億円（同49.1％増）と増収増益となりました。特に回路保護素子事業が22.2％増と大きく成長し、全体の業績を牽引しています。通期予想も順調に推移しており、今後の更なる成長が期待されます。
主な事業セグメント
松尾電機株式会社の主な事業セグメントは、タンタルコンデンサ事業と回路保護素子事業です。タンタルコンデンサ事業は産業用電子機器向けが増加し、回路保護素子事業はカーエレクトロニクス向けおよびリチウムイオン電池向けの高電流ヒューズの需要が増加しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期累計期間の業績は、売上高が34億円（前年同期比7.3％増）となりました。損益面では、営業利益3.55億円（同49.1％増）、経常利益3.32億円（同56.8％増）、四半期純利益2.45億円（同101.8％増）と大幅な増益となっています。タンタルコンデンサ事業の売上高は22.58億円（同2.1％増）、回路保護素子事業は10.38億円（同22.2％増）と、特に回路保護素子事業が大きく成長しています。
貸借対照表の変化
当第3四半期会計期間末の総資産は67.74億円（前事業年度末比1.68億円増）となりました。負債は42.2億円（同7,600万円減）、純資産は25.54億円（同2.45億円増）となっています。自己資本比率は37.7％と、前事業年度末の35.0％から2.7ポイント改善しました。有形固定資産が増加し、長期借入金が減少しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1.62億円（前年同期1.44億円）と増加しています。現金及び預金は12.42億円（前事業年度末17.89億円）と減少していますが、これは設備投資や借入金の返済などによるものと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期業績予想は、売上高47億円（前期比11.6％増）、営業利益4.6億円（同80.4％増）、経常利益4.3億円（同94.6％増）、当期純利益3.3億円となっています。第3四半期までの実績を踏まえると、この予想は達成可能と思われます。
株主還元
2025年3月期の配当予想は、前期と同様に1株当たり0円となっています。現時点では配当の実施は予定されていません。
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