浜松ホトニクス(株)の決算情報

浜松ホトニクス株式会社の主な事業セグメントは、電子管事業、光半導体事業、画像計測機器事業、レーザ事業です。これらのセグメントで光技術を活用した製品開発と製造を行っています。

当中間連結会計期間の売上高は1,067.45億円（前年同期比2.7%増）となりました。一方、営業利益は107.77億円（同46.3%減）、経常利益は121.27億円（同43.7%減）、親会社株主に帰属する中間純利益は99.35億円（同40.8%減）と、増収減益となりました。セグメント別では、レーザ事業が大幅増収となった一方、他のセグメントは減収減益傾向でした。特に、光半導体事業の営業利益が36.5%減少しています。

総資産は前連結会計年度末比0.4%増の4,364.36億円となりました。負債は150.33億円増加し1,166.57億円、純資産は132.32億円減少し3,197.79億円となりました。自己資本比率は72.9%と3.3ポイント低下しています。主な変動要因として、短期借入金が170.2億円増加し、自己株式の取得により200.01億円減少しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは289.95億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは224.78億円の支出で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは66.57億円の支出となり、主に自己株式の取得によるものです。結果として、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末比9.69億円増加し、935.49億円となりました。

2025年9月期の連結業績予想について、売上高は2,189億円（前期比7.3%増）、営業利益は241億円（同25.0%減）、経常利益は265.7億円（同23.0%減）、親会社株主に帰属する当期純利益は180.5億円（同28.2%減）を見込んでいます。ただし、米国における関税の影響等を精査し、合理的な算定が可能となった時点で変更する可能性があるとしています。

2025年9月期の配当予想は、中間配当19円、期末配当19円の年間38円となっています。なお、2024年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っており、前期の配当実績と単純比較はできません。