2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社サンコーの2025年3月期連結業績は、海外子会社の業績悪化により減収減益となりました。売上高168億3,800万円（前年同期比0.6％減）、営業利益5億4,600万円（同29.2％減）を計上しました。自己資本比率70.8％と財務基盤は安定していますが、次期も厳しい事業環境が予想されています。
主な事業セグメント
株式会社サンコーは、精密部品製造及びユニット加工事業を主な事業としています。主要製品は自動車関連製品、住宅設備関連製品、デジタル家電関連製品、事務機関連製品などです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が168億3,800万円（前年同期比0.6％減）、営業利益が5億4,600万円（同29.2％減）、経常利益が8億1,500万円（同17.6％減）、親会社株主に帰属する当期純利益が5億6,900万円（同19.2％減）となりました。国内の自動車産業向け新製品金型等の受注は好調でしたが、海外子会社の業績悪化が影響し、減収減益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.8％増の220億4,000万円となりました。流動資産は151億4,300万円（前期末比5.5％減）、固定資産は68億9,700万円（同22.5％増）となっています。負債は64億2,600万円（同0.5％増）、純資産は156億1,400万円（同2.3％増）となりました。自己資本比率は70.8％と高い水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2億9,400万円の収入（前年同期比76.9％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは8億6,400万円の支出（前年同期は1億9,300万円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは2億1,700万円の支出（前年同期比60.5％増）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は48億9,100万円（前期末比13.2％減）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高165億円（前期比2.0％減）、営業利益4億5,000万円（同17.6％減）、経常利益5億円（同38.7％減）、親会社株主に帰属する当期純利益3億5,000万円（同38.6％減）を見込んでいます。自動車産業の不透明な状況を考慮し、保守的な予想となっています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は20円（前期比2円減）、配当性向は31.2％となりました。2026年3月期も1株当たり20円の配当を予定しています。
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