2025年３月期 決算短信の要約
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エンプラスの2025年3月期連結業績は、売上高380.69億円（前期比0.7％増）、営業利益52.87億円（同13.8％増）と増収増益となりました。Life Science事業の成長が全体をけん引し、自己資本比率88.0％と財務基盤も強固です。一方、次期は減収減益を予想しており、事業環境の変化への対応が課題となっています。
主な事業セグメント
エンプラスは、Semiconductor事業、Life Science事業、Digital Communication事業、Energy Saving Solution事業の4つの主要セグメントで事業を展開しています。各セグメントは、半導体テスト用ソケット、遺伝子検査用製品、光通信デバイス、自動車用部品などを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高380.69億円（前期比0.7％増）、営業利益52.87億円（同13.8％増）、経常利益54.46億円（同3.5％増）、親会社株主に帰属する当期純利益39.43億円（同14.5％増）となりました。Life Science事業の売上高が29.0％増加し、収益性も改善しました。一方、Digital Communication事業は13.2％減少しました。
貸借対照表の変化
総資産は627.75億円（前期末比4.6％増）、純資産は562.16億円（同6.7％増）となりました。自己資本比率は88.0％と高水準を維持しています。固定資産が44.78億円増加し、主に有形固定資産の増加によるものです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは71.29億円の収入（前期比13.4％減）、投資活動によるキャッシュ・フローは68.87億円の支出（同68.4％増）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは8.28億円の支出（同14.2％減）となり、現金及び現金同等物の期末残高は240.35億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高380億円（前期比0.2％減）、営業利益25億円（同52.7％減）、経常利益30億円（同44.9％減）、親会社株主に帰属する当期純利益21億円（同46.8％減）を見込んでいます。半導体市場の緩やかな回復を予想していますが、光通信関連市場での需要減少を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり70円（前期比10円増）となりました。2026年3月期の配当予想は年間80円（前期比10円増）で、配当性向は33.7％を見込んでいます。
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