2025年3月期 決算短信の要約
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図研の2025年3月期連結業績は、売上高407億3,600万円(前期比5.9%増)、経常利益59億3,600万円(同9.1%増)と4期連続で過去最高を更新しました。主力製品の販売好調や欧州事業の伸長が寄与し、親会社株主に帰属する当期純利益も52億2,600万円(同35.1%増)と過去最高となりました。今後も成長戦略を推進し、さらなる企業価値向上を目指します。
主な事業セグメント
図研は、エレクトロニクス、自動車関連、産業機器製造業向けに設計から製造までのプロセスに関わるソリューションの研究開発・製造・販売及びクライアントサービス業務を提供しています。主な事業セグメントは日本、欧州、米国、アジアの4つです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が407億3,600万円(前期比5.9%増)、経常利益が59億3,600万円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が52億2,600万円(同35.1%増)となりました。売上高、経常利益は4期連続で過去最高を更新し、当期純利益も過去最高となりました。特に日本での主力製品の販売好調と欧州でのワイヤハーネス設計システムの売上伸長が寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比0.9%減の632億7,400万円となりました。主な変動は、投資有価証券の4億7,700万円減少と関係会社株式の3億700万円増加です。負債は前期末比2.0%増の233億2,500万円、純資産は前期末比2.6%減の399億4,800万円となりました。自己資本比率は63.1%と前期末から0.2ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは48億6,100万円の収入(前期比1,800万円減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは10億7,600万円の収入(前期は16億3,600万円の支出)となり、主に投資有価証券の売却収入によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは59億5,700万円の支出(前期比7億4,200万円増)となり、主に自己株式の取得や配当金の支払いによるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高430億円(前期比5.6%増)、経常利益63億円(同6.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益44億5,000万円(同14.9%減)を見込んでいます。売上高と経常利益は増加を予想していますが、当期純利益は政策保有株式売却による特別利益の反動減により減少を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり100円(前期比45円増)となりました。2026年3月期も年間100円の配当を予定しています。配当性向は当期42.2%、次期予想47.8%と高水準を維持する方針です。
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