2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社エノモトの当第３四半期連結累計期間は、売上高203億3,600万円（前年同期比6.0％増）、営業利益6億1,400万円（同155.2％増）と増収増益となりました。パワー半導体用リードフレームの需要低迷はあったものの、オプト用リードフレームとコネクタ用部品の売上増加が全体を牽引しています。通期予想も上方修正され、継続的な成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社エノモトは、主にパワー半導体用リードフレーム、オプト用リードフレーム、コネクタ用部品を製造する電子部品メーカーです。自動車、民生用機器、産業用機器向けの製品が中心となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は203億3,600万円（前年同期比6.0％増）、営業利益は6億1,400万円（同155.2％増）、経常利益は6億9,600万円（同149.4％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億1,000万円（同249.9％増）となりました。パワー半導体用リードフレームの需要は低迷しましたが、オプト用リードフレームとコネクタ用部品の売上が増加し、全体として増収増益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比0.9％増の326億7,800万円となりました。主な変動は、棚卸資産の増加による流動資産の増加です。負債は前連結会計年度末比6.0％増の120億7,400万円となり、主に短期借入金が増加しました。純資産は前連結会計年度末比1.8％減の206億300万円となり、自己資本比率は63.0％となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の14億3,800万円から16億8,800万円に増加しています。また、短期借入金が増加していることから、営業活動によるキャッシュ・フローは減少し、財務活動によるキャッシュ・フローは増加したと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高270億円（前期比7.0％増）、営業利益6億5,000万円（同305.6％増）、経常利益7億円（同139.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益4億5,000万円（同271.0％増）と上方修正されました。民生用機器や産業用機器向けの需要回復は来期以降と見込まれていますが、当期は増収増益の見通しです。
株主還元
配当金については、前期は中間配当35円、期末配当35円の年間70円でした。当期の中間配当は35円で実施済みであり、期末配当予想は36円、年間配当予想は71円となっています。前期から1円の増配が予定されています。
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